昨日の夜は雨が降っていなかったのに怠け心が働いて
ウサギの家を掃除してやるのをサボってしまった。
明日、やればいいやと早々に寝てしまったのである。
すると今日は朝から雨が降った。
本当は毎日掃除してやらなければスノコだって傷みが早いのだが
まあ1日くらいはサボったところでウサギは怒らないし
最近は暑くないので臭いもあまりない。
が、これが2日ともなると・・・。
今日、家に帰ると、別に韻を踏みたいわけではないけれども
クサイウサギが出来上がっていた。
しかもこのクサイウサギは元々キレイ好きなヤツなので、
トイレが汚いと文句を言いながら足をダンダン慣らして地団駄を踏んでいる。
仕方がないので濡れるのを覚悟でトイレとペットシーツだけでも変えてやることにした。
スノコに挟まったフンを取り除こうとほうきでザカザカやっていると
私の腕に小さな蚊がとまった。
もちろん、黙ってばちんとやって仕留めた。
私の血を吸うなんて恐れ多い蚊である。
手に張り付いた蚊を指先でピンと弾いてからスノコのフン取りを再開した。
あらかたスノコがキレイになり、最後の一粒に苦戦していると、
私の右腕に何とナメクジがとまっているのに気づいた。
もちろん、チキャァァと声を上げて振り払った。
大変大きな声が出たので、恐らくご近所の方々は
"babarさんちの娘さんが錆びた滑車か何かを外で回した"
などと思っているのではなかろうかと思う。
とにかく、地面に叩きつけられたナメクジは慌てて逃げようと走り出した。
私の腕にとまるなんて恐れ多いナメクジは成敗せねばならない。
ほうきを投げ出して私は台所に走った。
見回したところ、塩はない。
おかーしゃんがどこかへ仕舞い込んでいるのだろう。
冷蔵庫を開けたがビールもない。が、カフェオレはあったので心が躍った。
カフェオレは後で飲むことにしてまずはナメクジだ。
ヤツは意外に足が早いのでさっさと塩を見つけて戻らねばならない。
しかし、料理に塩は不可欠だと思うのにどうしても塩の壷が見つからない。
もしや塩分の取りすぎを気にする私を気遣っておかーしゃんが封印しているのだろうか。
結局、どうしても見つからないので私は、"味塩コショウ"のボトルを持って玄関に戻った。
件のナメクジはと言うと、玄関をよじ登って家に入ろうとしている。
どうしてこのナメクジはこうも失礼なヤツなのか。
私を驚かせて不機嫌にさせた癖に私の家へ上がりこもうとしている。
家に上げる気などさらさらない私はこの失礼なお客人に向かって"味塩コショウ"を振りかけた。
コショウが入っているから効き目は薄いかと思いきや、ナメクジはあえなくツルリと落ちた。
念のため、もう2〜3度、塩コショウをしてから
ウサギと、野次馬にやって来たかのんと、勝手に入ってきた数匹の蚊を連れて
私はさっさと家の中へ入り、勢いよく玄関のドアを閉めたのである。