続続・よいこの1日  -

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27

23:55
Thu
2007

No.0339

名前

我が愛息子達はかのん、うさぎ、ハリネズミ(略してハリ)と言うが
見ての通り、かのん以外は固有の名前を持っていない。
これには理由がある。

かのんは生まれたての時に我が家にやって来た。
私は彼をかのんと名づけた。
うさぎは私が大学在学中のある日、帰省するとpinguの部屋に住んでいた。
当時はpinguの子供だったが名前をもらっていなかった。
ハリは3ヶ月程前にもらってきたのだが、
名前があったかどうかは定かではない。
新しく好きな名前を付ければいいじゃないかと教えてもらえなかったのだ。

しかし私は名前なぞどうでもいいと思っているわけではない。
名前というものはとても大切なものである。
かのんは生まれた時からかのんと言われていたので自分をかのんだと思っている。
しかしうさぎとハリは違う。
それぞれ元々呼ばれていた名前があったはずであり、
そんな彼らに私が違う名前を決める事は、"名づけ"ではなく"改名"というのだ。
だからこそ私は飼い主が変わったというこちら側の理由だけで
彼らを改名させることは拒否するのである。

ところで、私にも名前がある。
しかも偉そうなことに苗字と名前の2つを持っている。
この2つの名前のうち、私が特にコダワリを持っているのが苗字。
「みっくす」と言う、何の変哲もないありふれた苗字だ。
しかし、時々私の苗字は漢字を書き間違えられる。
これにはいつも憤慨しており、たとえ伝言メモの走り書きでさえ
書いた人の所へ持って行って苦情を言いに行く。

今日は会社のホワイトボードに名札を貼るため、テプラで名前を打ってもらった。
自席に戻ってきた私に向かって、テプラを貼ったマグネットを持った社の先輩が
"あのー"と苦笑いをしながら寄ってきた。
何かと思うと、名札は完成しているが名前の漢字を間違えたとのこと。
彼女の顔には、"ばばるさんならこれくらいいいですよと言ってくれるかも"という
淡い期待が滲み出ていたが私は"ダメ"と一言だけ返した。

"えっっ"と先輩の目が丸くなった。
ダメに決まっているじゃないか。
私の苗字は私のご先祖様が住んでいた場所や生活に因んでこうなっているわけである。
一文字違えば私のご先祖様の住んでいた場所や仕事をまるっきり変えてしまう。
そんな勝手は絶対に許すわけにはいかない。
しかも社員全員が毎日見るホワイトボードに貼る名札を
作ってしまったから間違った漢字で許してもらおうなんて無礼千万である。

鼻息も荒くそう抗議すると先輩方は、明日必ず作り直しますと言った。
当然である。
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26

23:13
Wed
2007

No.0338

つまり

大変な驚きである。
夕飯を済ませ、お風呂に入る前にトイレにでも行こうかと
鼻歌交じりにドアを開けると
トイレがお詰まりあそばしていた。
一瞬、何のことかよくわからなかったので
いったんトイレを出て再度入ると
やっぱりお詰まりあそばしている。

・・・

我が家はずっと和式だったのだが、
家を改装するにあたり、おかーしゃんが
どうしても洋式がいいと言い張って変えたのである。
洋式になってから水の勢いが弱まり、私としては不満足だったのだが
トイレに飾りを置いてはどう?どう?と聞いてくるおかーしゃんはご満悦の様子だった。
だから私、和式の方がよかったのにーと思いながら
タプタプトイレと一人で格闘を始める。
結局、私の努力は無駄に終り、時間だけが過ぎていった。
あまり長時間トイレに篭っているのもなんなので
一仕事終えたおかーしゃんにトイレが詰まっているのだと告げた。

どうがんばっても改善されず、ガポガポ(?)を使っても直らないため
ネットで調べるとお湯を注いでしばらく待つと直ることがあると書いてあった。
ティッシュなんかが溶けて出てきて感動ものだと。
早速試して5分ほど待ったが、ラーメンさえできなかった。
仕方がないのでもう一つの方のトイレを使い、修理は明日にしようということになった。

トイレ詰まりなど無縁の生活だったので
どういった対処法があるのか再び1時間ほどネットで調べてみたが
みなさま、けっこうお困りのようである。
おかーしゃんは眠そうな目をこすりながら
―がんばってトイレ詰まりのプロになってそして色んな家庭の詰まりを直してね
と言い残し、寝室へと引き下がっていった。

私はうむと頷き再び画面に目を向ける。
明日は薬物を試してみてそれでもダメなら業者を呼ぼう。
だって今年の年越しは去年同様、おかーしゃんと栗を食べながら紅白観戦がしたい。
トイレ詰まりと格闘しながら除夜の鐘を聞くのはまったくもってごめんなのである。
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25

23:23
Tue
2007

No.0337

Merry X'mas!!

メリークリスマス!

相変わらずのシングル・ベルを迎えた私ではあるが
今年はイブにpingu夫妻の家でお寿司を食べ、
ケーキを食べ、シャンメリー(ぶどう味?)を飲み。
一人でもあったかい夜を過ごせるように(?)というおっさん殿の優しさブランケットをもらい、
一人でもお風呂で楽しく温まれるように(?)というpinguの優しさバスタイムグッズをもらい、
うっきうきで自宅へ帰る。
もちろん、食べ残ったケーキを片手に。

帰るや否や、薄手のウールコートから厚手の中綿ジャケットに着替え、
クリスマスソングを聴きながら車で恒例行事に出かける。
ヨットハーバーのイルミネーション&教会のイエス誕生ジオラマを見にゆくのである。
ヨットハーバーはともかく教会の方は、ジオラマが出来上がるのが
イブ・イブかイブとギリギリであり、仕舞い込まれるのがクリスマス当日か翌日早朝と
超期間限定なので人の多いクリスマスに行くのはイヤだなどと渋っている場合ではない。
毎年同じものが同じ場所に同じ並びで作られるがこれを見なければ
私のクリスマスは始まらないし終わらないのである。

今年はイブかつ祝日ということでヨットの中ではとある一家がパーティをしていた。
いいなぁ。。。と思いながら歩く私の周りにはカップルしかいなかった。
一体、何組のカップルが撮っている思い出の一枚に特別出演したことだろう。
二人だけの写真と思いきや、端っこには私が密かに写っているはずである。

天使

 なにせイブなもんで
 教会内ではミサが行われていた。
 と、丁度そのミサが終わり
 クソガキ殿やおかーさま達が
 わさわさ教会から出てきた。
 「イエスサマトイショニ(一緒に?)
  シャシントリマショネー」
 と、歩いてくる幸せ親子を
 らくだの置物の隣で眺める。
 幸せ親子を5~6組ほど
 見送ったところで人が切れたので
 いつ来ても生まれたばかりの
 イエス様にご挨拶をして帰宅。


―今年もクリスマスができてよかった。
 
25日の夜はいつもそう思いながら眠りに着くのである。
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19

23:49
Wed
2007

No.0335

拝啓

文章というか、日記を書くのは割と好きな方である。
ブログも結構楽しんで書いている。
しかし年賀状や暑中見舞いはもうずっと出していない。
手紙も苦手である。
メールも然り。

先日、友人が結婚するに当たって寄せ書き?のようなものを書く機会があった。
私はこういう寄せ書きといった類の一言メッセージが何より一番苦手だ。
仲間内での寄せ書きも泣く思いで何とか書いたのに
2次会の途中で絵本が回ってきてまたまたメッセージを求められた。
テーブルごとに書いてくださいと渡された本を手に友人がテーブルの人数を数えた。
このテーブルはボランティア仲間の集うテーブルである。
背中を冷や汗が伝った。
次の瞬間、友人はとても素敵な(私にとっては試練だが)提案をした。

単語を並べてそれを頭文字に一人ずつメッセージを書く。

我々が新婦と共にボランティアをしていた山の施設に
"426"と名づけられた場所がある。
そこで、彼女がこの"426"を気に入っていたという内輪ネタにちなみ
「よ・ん・に・ぃ・ろ・く」が採用されることとなった。
苦手なメッセージにこれまたむつかしい条件をつけられ、
私は大変悩んでしまった。
苦手なら1番乗りに書きやすい語を選べばいいものを
結局最後まで書くことができずに最後に残った1語を与えられる。
「ん」などの難易度が高い語は別の友人が引き受けてくれていたため
最後の1語は特に何でもない語のはずなのだが一向に言葉が思いつかない。
結局、泣きながら隣席の友人に頼み、メッセージを考えてもらったのである。

日記は書けるのに手紙は書けない。
最近、この事についてしばしば考えている。
出来事は書けるのに感想は書けない。
読み手の対象が決まってなければ(読まれる読まれないを問題視しなければ)書けるのに
相手が限定されると書けない。
要するに、自分の思いを他人に伝えるのは苦手なのである。

自分のブログを読み返していると
日々の出来事の中で思ったことは事実として書けている(・・・と思う)が
お出かけで素晴らしい景色を見て、或いはいい本や映画と出会って
自分はとても感動したはずなのにその感動については触れてないなと思う。

仲が良かったはずの友人へ対してさえメッセージが書けなかった、
という一件は私にとって、とても衝撃的な事件だった。
文例集にあるようなありきたりの文言を書くしかないのはとても恥ずかしいことである。

ブログも300記事以上書いていながら
今さらになってそんな自分の欠点(?)を発見し、
木枯らしの吹く通勤途中の道を歩きながら
どうしたものかと考え込んでいるのである。
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18

23:51
Tue
2007

No.0334

オツボネさま

コーヒーを淹れて自席に戻ると、
隣の席のオツボネさまがパソコンの画面を前に何もせず座っていた。
何をしているのかと横目で見たところ、開いている画面はワードだった。
画面の右上には72ptの大変でっかい文字で

"慇懃無礼"

と入力されており、彼女はそれを黙ってずっと眺めていたのだった。
隣のオツボネさまは何かあるとワードを開き、72ptで入力する癖?がある。
今日は何事が起こったのか。
最近、更年期障害気味で不安定な彼女を揺さぶる何かがあったのかもしれない。
"超怖ぇー"とビクビクしながらも好奇心を抑えきれず、彼女に声をかけた。

―おおお・・・オツボネさま。何か若手が気に障ることでもしましたか。
―あらばばるさん、丁度いいわ。コレなんて読むかわかるかしら。
―・・・いんぎんぶれい。でしょうか。
―そのとおり。

オツボネさまの間で、最近の若者はどうも四字熟語がわからない者が多い
という話をしていたらしい。
私と同じ歳である彼女の娘殿は読めたらしく、
どこが読めない境界線かを調べたいなと考えていたところだったとのこと。

どうでもいいけどオツボネさまがその熟語を72ptで入力して
黙って眺めている姿は若手が見たら非常に怖い光景でありますと進言した。
彼女は、若手は誰も読めなかったからその点は心配ありませぬと言ってほほほと笑った。

彼女の独自調査では、あのンマさんでも読めたのに
私やンマさんの歳を境にそれより下になると一人も読めなかったとのこと。
優秀な若手営業マンに「慇懃無礼って知ってますか」と尋ねたところ、
「は。いんぎんプレイですか」という返事が返ってきて落胆したのだそうだ。

ふんふんと聞きながら私は、残り20分を切った勤務時間の暇つぶしなんか
周りを威嚇しない方向でやってもらいたいと思った事と
彼女が"杜撰"(ずさん)を読めなかったことや"ねつぞう"(捏造)を書けなかった事実は
そっと胸の内に秘めることにした。
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17

23:11
Mon
2007

No.0333

眠れぬ夜

友人の結婚式2次会に参加するため久しぶりの神戸へ。
2次会終了後、大学時代の友人に会おうと言っていたにも関わらず
電話をかけると「今、ヨコハマ。」と言われてしまい、途方に暮れる。
まあいい。彼女の当日キャンセル、約束忘れなど数え切れぬほどやられている。
これしきのことで目くじら立ててたらキリがない。
時間も21時過ぎと早いので、一人で飲みに行こうかとも思ったが
あいにくとても痛くてとてもかわいい靴を履いていた。
もう1歩だって歩きたくないと強く思い、ホテルに飛び込むことにする。

夜は長いが持ってきた本はバスの中で読んでしまった。
仕方なくチェックイン後、本屋へ行って文庫本を1冊調達した。

時間は早いと言えどもお風呂へ入り、一息つくと23時になっていた。
買った本をちょっとだけ読んで寝ようと布団へ入る。
しかし困ったことに半分程読み終えても一向に眠気が訪れない。

実は私、環境が変わると眠れない人である。
私が旅行嫌いだったのはこれが一番の理由だ。
が、旅行をし始めてからはこの不眠対策のために
日中ずっと動き回って体力を限界まで消耗させていたため
ここ何年かは外泊先で眠れないことなどなかった。
しかし今日は16時に三宮に着き、人の多さにゲンナリして帰りたいと思いながら
まっすぐホテルへ向かいパーティに出席し、終了後すぐホテルに入ったため
疲れることをまったくしていないのである。

しまったなと思いながら部屋のある7階から4階まで降り、紙カップのココアを買った。
部屋で本を読みながらココアを飲み落ち着いたところで電気を消した。
と、目が冴えた。
20分ほど寝返りを打ったりしていたが諦めて電気をつけ、イゴイゴ動いてまた本を読む。
眠くなってきたので電気を消す。
また目が冴える。
暗闇で羊を数え、寝返りを打ち、電気をつけ、イゴイゴ・・・
これを何度となく繰り返しているとついに本も読み終え、3時になってしまった。

何度目の挑戦かわからないが電機を消した。
相変わらず眠れずにイゴイゴ動いていると、顔の左半分に紙が被さった。
私は本を読む時にカバーを外す癖があるため、そのカバーだろうと思いながら
うもーと紙を頭の左側に避けた。ら、紙がベッドと壁の間に落ちてしまった。
面倒なので明日の朝拾えばいいやと放置することにする。

相変わらず眠れないので電気をつけた。
本のカバーは腰帯と共に机の上に置いてあった。
変だなと思ったがあまり気にせず読み終えた本を最初の1ページから読み直した。
しかしそれもすぐに飽きてしまい、また電気を消す。
暗闇で転げていると、さっき落とした紙が気になって気になってしょうがなくなった。
眠れないし電気をつけて紙を拾おうかと思ったがやめた。
ベッドの上に紙なんか置いた記憶もないのに自分の紙であるわけがない。
そうなると、今度は暗闇も窓の形にちょっと明るいのも怖くなって
壁の電気に手を伸ばす勇気がなくなった。
最後にはシーツを頭の上まで引っ張るのも目を開けるのも怖くなり、
固く目を瞑って朝が来るのを待った。

気がつくと6時。
よかった、2時間くらいだけれどもやっと眠れたみたいだ。
でもこんなホテル2度と泊まらない。

もちろん、ベッドと壁の間には紙なんかなかった。
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15

23:44
Sat
2007

No.0332

買い物下手

デジカメを買った。
電器屋さんが好きになったわけではなく、
単に今まで使っていたウン年前の古いカメラが壊れてしまっただけである。
私は携帯電話でもカメラでもパソコンでもあまり興味がないため
買い替えと言えば故障した時のみである。
だから、このデジカメも相当古いものをずっと使っていた。

故障したからと言ってすぐに買わなきゃと思うほどのものではないが
明日は我が友人の結婚式の2次会に出席する。
そのためにワンピースとコート、ネックレスを新調した。
パンツ派の私の足が日の目を見る1年に1度あるかないかの貴重な日でもあるので
とりあえずカメラくらいは持っていかなきゃなと考えたのである。

電器屋さんを訪れると、小柄なお兄さんがやって来て色々と説明をしてくれたが
その説明は要するにcanonのIXYを買え買えということだった。
壊れてしまった化石のデジカメより立派な上に当時の価格より値段も全然安かったが
絶対買うぞと意気込んでいたわけではなかったので尻込みしていると
アレもつけますコレもつけます今買ってくれたら全部で32000円にしますと
まくしたてられた挙句に頭を下げられた。

別の電器屋さんで同じものを見ているとひょろりと背の長い殿方がやって来た。
canonを検討されてるのですかそれとも別の候補と比較されてるのですか。
イエ別に何でもいいんですけどねと答えると、彼の顔がぱっと明るくなって
じゃあ一番(値段の)高いコレ買ってくださいと3つ並んだIXYのうち、2000ISを指差した。
カメラを勧めるにしては大変愉快な選び方だとは思ったが、
値段は問題ないですが1200万画素も要りませんと言うと、ごもっともですと彼は頷いた。
次に彼が推したのは先ほどの電器屋さんと同じく真ん中の910ISだった。

色々と考える中で、どうして揃いも揃ってcanonのIXYなのかとギモンに思った。
何かワナがあるのではと疑いが起こったのである。
LUMIXなんか、性能的にはほぼ同じようなものなのにIXYよりも安い。
他にもカメラはいっぱいあるのになぜIXYなのか。
そこで、FujiはどうですかとかolynpusはとかPENTAXが値崩れしてるみたいですがとか
色々と手当たり次第に思ったことを問うてみた。
が、それぞれ1つか2つずつ店員さんはケチをつけてやっぱりIXYに戻ってきた。
そこでIXYについてケチつけてくださいと頼んでみたところ、
夜景に弱いところですかねと興味なさそうに言った。

結局のところ、私はIXYの910ISを購入した。
"とても人気です"や"当店オススメ"という言葉は魅力を半減させたが
CanonはsonyよりパナよりFujiより好きである。
なぜかと言うとうちのかのんは"canon"と綴るからだ。

さて、こんなに悩んで悩んだ挙句に買ったカメラを家でいじっていると
私は今回のお買い物において重大なミスをしていることに気がついた。

実は私、写真を撮られるのが嫌い。
と、いうことでせっかく買ったカメラだが
明日の行き先から考えるとこのカメラで撮るのは多分他人の写真であり、
現像したところで配る以外に用途のない写真になる恐れが大である。
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14

23:54
Fri
2007

No.0331

話の趣旨

バーゲンまであと1ヶ月もないというのに
お洋服をたくさん買い込んでしまった。
とっても欲しくて我慢ができなかったわけではない。
私にはどうしても服を買う必要があった。
そのわけは、近頃とても暑いからである。

社内を隈なく走り回る私は、ばばる社で働く約50名の中で唯一人顔をテカらせている。
走り回らなくとも暖房のお陰でただでさえ暑いというのに
顔がテカっているのも走っているのも私だけである。
汗をかきかき今日も暑いっすねと言いながら自席につく毎日も
クーラーつけたいなと呟いて皆にヒンシュクを買うのもほとほとイヤになってしまった。
挙句の果てにはおツボネ殿に若年性更年期障害などと言われる始末。
彼女の本気の更年期障害により大変な被害を被っている私としては甚だ心外な事である。

ダウンがバカ売れですよと耳打ちする店員さんに
1着のダウンのお陰で鳥さんが30羽亡くなっているのです。
極寒のアラスカだの北欧だのに行く事でもない限りはワタクシ、
ダウンなぞ着る気になれませぬと突っぱねた日の翌日の新聞に
"今年の冬は厳冬"と書かれており青ざめたものだが
とりあえず12月半ばの現在、厳冬の兆しはない。
いや、むしろ暑い。

最近はお出かけもなく、お洋服屋さんは何ヶ月も行ってなかったため
店員さんはあらお久しぶりでございますと小走りで寄ってきた。
寒くなったからコートでも探しに来られたのですかと言う彼女の言葉を遮り、
イエ、暑くてコートなぞ着てられないので保温性のまったくないカットソーを見せてください。
と要望を告げた。
かかか・・・かしこまり。。と、店員さんは怪訝な顔で薄手のニットだのカットソーだのを探す。

本当は綿のTシャツでも着たいところだけど
この季節にそんなの着てたら貧乏臭く見えてしまうしねー。
と、しみじみ語りつつベルトを試着しながら服を探してくれるのを待った。
いつも長いベルトを尻尾のようにぶら下げているので
お洋服屋さんに来た時は必ず小さいサイズのベルトがないかチェックするのである。

店員さんが持ってきたニットやカットソーと幸運にも見つけた小さいベルトを購入し、
上機嫌で家に帰るとおかーしゃんが寒い寒いとストーブの前でかのんと寄り添っていた。
近頃めっきり暑いので仕事用に服を買ってまいりましたと本日の報告をすると
それはいい買い物をしましたね。babarは昔から暑がりでしたからと笑った。
pinguがコートを着て震えている時もbabarは暑いからと言って
薄いセーター1枚で走り回っていたものです。
風邪をひくからとばーさまがコートを着せようとしても絶対に着ようとはせなんだのですよ。
ねーと、私の幼少期にはまだ生きてなかったかのんに同意を求めている。

翌日、買ったばかりのカットソーを着た私はおツボネ殿におかーしゃんの話をし、
自分は元来暑がりなので若年性更年期障害ではないということをアピールした。
ふんふんとその話を聞いたおツボネ殿は、
かわいそうにbabarさんの若年性更年期障害はそんな幼い頃からだったのですね。
と、憐れみの目を向けた。

違う。
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13

22:36
Thu
2007

No.0330

電機屋さんの人間模様 後編

3軒目のお店の掃除機売り場へ着くと、なぜかばーさんだらけだった。
何となく挙動不審に陥っていると、ばーさん達の正体は店員であることに気づく。
目的の掃除機の値段は1軒目のプレートと同じ金額だった。
振り出しに戻った気がして何だか面倒くさくなっていると、背後でサカサカという音。
振り返ると、店員のばーさんが一人、もみ手をしていた。
目が合った瞬間彼女は、その掃除機はとてもようござんすと言った。
どうやら派遣で来ているらしいもみ手のばーさんは、
しきりに自社製品の方へと誘導しがちな上に
家で掃除機を使う機会も多そうな割にはようござんす以外の誉め言葉を知らない。
そこで、1軒目の布団ブラシ男に聞いた質問と同じことを尋ねてみると
全く正反対の返答が返ってきたもんで一瞬、人間不信になるかと思った。

さて値段はと言うと、彼女が言うには値引きはないがポイントが1%付くとのこと。
ここに3%って書いてあるじゃんと言うと、それは前の分で今は1%です・・・と。
しかし、電機屋さんは初めてなのでポイントと言われてもピンと来ない。
他社は値引きするのにここはプレート通りということはこのポイントに
すごいヒミツがあるのかもしれない。
普通に考えてポイントを貯めれば次のお買い物にポイント分の値段を引いてくれるのだろう。

―そのポイントって現金換算すると1ポイントいくら分ですか。
と、尋ねてみると彼女は何を言っているんだこの人はといような呆れた顔で
―いやいや、現金っていうかうちは値引きじゃなくてポイントがつくんです。
と、こう答えた。何を言っているんだこの人はと、こっちが呆れ顔になってしまった。
―いやいや、ポイント貯めて次のお買い物で使えるんでしょ。
 だから1ポイントはいくら分として使えるのかいと聞いてるのですよ私は。
すいません私、社員じゃないものでポイントよくわかりません聞いてきますねと走り去った。
が、メモとペンは持ってなかった。
その後、戻ってきた彼女が聞いてきた情報によると1ポイント1円らしい。
―と、いう事はこのお店の実質値引きは360円てことか。
と独り言を言うと、ばーさんは驚いてのけぞった。
―いえいえ、ですからうちは値引きじゃなくてポイントが付くって言ってるやないですか。
同じくのけぞってばーさんに独り言の意味を教えてあげた。
―他社では現金で値引きしてくれるけどここはポイントが値引きの代わりなんでしょう。
 3万6000円の1%は360ポイントだからここの実質的な値引きは360円て事になりますよね。
彼女の頭の中では3万6000円の1%が360ポイントになかなかならなかったらしく、
ちょっと待ってくださいちょっと待ってくださいと頭を抱えてしまった。
そして、これだけ言ってるのに「値引きじゃなくてポイントだ」の1点張りである。
大丈夫かなこの人はと首をかしげていると、

―ワタクシ、ここの社員じゃありませんので社員に聞いてください。

と、こうきた。ばーさんそれじゃアンタは客かいとその発言にびっくりしていると、
他のお客さんの相手をしている殿方を指差してあの黒い服の人が社員です。
あそこが終わったら聞きに行ってくださいと背中を押した。
ちなみに私は肩や背中を触られるのが嫌いである。
話しかけてきたくせにわからないんだからそっちが呼んでくるのが筋でしょう。
とばーさんを一喝、ばーさんは慌てて走っていった。
そうして慌ててやって来たのは黒服の若い殿方と
掃除機の種類とスイッチの強弱までもを動作音で当てるこれまたばーさんだった。
値段確認担当と商品説明担当と言ったところか。
結局、他社の提示金額の証明もここでは必要ではなく
店員さんの値段確認もメモとペンではなく、手元のトランシーバみたいなので完了し、
1軒目よりもはるかに安い値段で掃除機を購入した。
一番安い値段で掃除機を売り、一番迅速に値段の確認ができるこの店での買い物は
一番難航を極めた。というか、値引きはないと言い張るばーさんにボられかけた。
洋服やバッグと違い、電化製品の買い物は
たとえ掃除機1台の小額な買い物でも大変な労力が必要なのだと思い知った1日である。

帰宅後、おかーしゃんに掃除機を渡しながら、
初めての電機屋さんはとても楽しかったと感想を告げ、
歳を取って洋裁の仕事もヘルパーもできなくなってしまったら
派遣会社に登録して電機屋さんに行けばいいよと教えてあげた。
将来の働き口に光が見えたおかーしゃんはとても喜び、
早速友達に電話をかけてその旨を伝えていた。
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11

23:34
Tue
2007

No.0329

電機屋さんの人間模様 前編

色々迷うのもアレなので大体の候補を探しておいた私だったが
ここへ来て、品番を控えてくるのを忘れたことに気づいた。
形を見たら大体わかるだろうと思っていたが
掃除機たちは皆、同じ顔をしていた。

掃除機の前でしゃがみこんでウンウンと唸っていると
一人の青年が同じ格好で隣にしゃがみこんだ。
「お腹が痛いのですか」と聞くように青年は「お伺いしましょうか」と聞いてきた。
私よりも若そうなこの青年の熱い掃除機講義を一通り聞きつつ
見てきた掃除機のメボシをつけ、値段のプレートを見ると思いの外高いのに驚く。
と、思ったら自分が見ていた掃除機のグレードアップしたものだった。
吸引力はそんなに変わらないのになぜこんなに高いのかと問うと、
布団ブラシがついているからだと青年は答えた。
別売りになっている布団ブラシの箱を持ってきて別売りだと5000円ですからと。
布団ブラシはいらないが、布団ブラシも求めるよう彼は説得を始めたので私は強く辞退した。
が、彼のオススメ布団ブラシを除いてもやはり値段は高い。
掃除機ってのは高いのねと呟くと、彼はちょっとこれを見て待っててくださいと
私に布団ブラシの箱を預け、メモとペンを取り出して走り去った。
だから布団ブラシはいらないってば。
しばらくして戻ってきた布団ブラシ男は、プレートよりも値段を下げられると言う。
金額を聞いたが特に魅力的な値段とは思わなかった。


2軒目のお店では、迷う事なく目的の掃除機を探し当てた。
プレートの値段は1軒目より高い。
えっと思っていると、鼻の頭に白いニキビのある青年が横歩きでやって来た。
彼ともしばらく話してみたが布団ブラシは特に勧められなかったので一安心である。
値段の話になると彼もメモとペンを取り出して急に走り去り、戻ってきた。
彼の提示した金額は1軒目より600円高く、それでも苦しそうだ。
私は1軒目よりも高いじゃないかと抗議すると、
「えぇっっと・・・・競合店の場合はそれを証明していただかないと・・・・」
と、言葉に詰まってしまった。
言葉に詰まるのはこっちの方である。一体どうやって証明すればいいんだ。

プレートの値段じゃなくて店員さんが言った値段なんですけどね、
「今、〇〇にいるんですけど」って電話して聞いたらその値段を言ってくれますかね。
それとも買ってきてレシート見せればいいんですかね。
で、そこまで私が尽力しても同じ値段にしかならないなら手間賃の分、
こっちが高いってことになりませんかね。
ただ、私2台もいらないのでレシートより安くなっても買いませんが。

そう伝えると、鼻ニキビはでもでもと言いながら小さくなってしまった。
だいじょうぶ、きっとこの値段でも買ってくれる人が現れますよと
彼を励ましてから店を出た。
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10

23:19
Mon
2007

No.0328

お買い物

実は私、家電製品にまったく興味がないもので
ヤ〇ダさんだのコ〇マさんだののお宅へ一人で訪問したことがない。
いや、なかった。
しかしこの度、無事になすびをもらった私は
おかーしゃんに掃除機を買ってあげるべく
ドキドキしながら一人でお店へ向かうこととなったのである。
babar版"一人でできるもん"の飽くなき挑戦への1ページだ。

対して我が姉、pinguは自ら売り子に回るほど(?)に家電が好きであり
価格情報やら新製品情報を何かしら嗅ぎまわっている。
姉の部屋にはいつも複数の家電製品がひしめいており、そのためか室温が高い。
私の部屋はドライヤーとイオンスチーマー、それにおかーしゃんに買ってもらった
空気清浄機のみなので、冬は「ついたてのある外」と化す。
よって暑い夏の夜でも寒い冬の夜でも、pinguの顔を思い浮かべてみると
その背景は必ず携帯売り場だったり空調コーナーだったり
はたまたマッサージチェアのコーナーだったりするのである。

そんな姉を持つ私なので、必要に駆られ何か家電製品を買うとなると
いつも姉の後ろをついてまわり、商品の絞込みはもちろんのこと、
絞りこんだ中で決定するのも姉任せなわけで
挙句の果てには値段交渉まで全て彼女になすりつける。
私は最後のレジでお財布を出すのみという有様。
こんな私が無事に掃除機を買うことができるかどうか甚だギモンである。

もちろん、同じ商品ならばなるべく安く買いたいけれども
何軒もお店を周るのは面倒である。
だからお財布の許す範囲内であればホイホイと買ってしまうのも
私が家電を買うのが苦手な要因でもある。
と言うのも私は算用が苦手で、一番おトクな買い方を瞬時に見極められないのだ。
1.ネットで安値を調べて
2.店員に価格を聞いて
3.交渉する。
と、いつもペンギンのように口を尖らせて言っている姉の言葉を胸に
私はハエがとまりそうな緩い回転の頭で掃除機を買いに行く。

行き道の車の中で考える。
どのお店から周っていくのか順番ってあるのだろうか。
よくわからないのでとりあえず近い店から行ってみることにした。

結果、私は一応掃除機を買ってきた。
普段、独り言以外に殆ど言葉を発しない日曜に
赤の他人(店員さん)と喋っていたもので大変疲れてしまった。
が、とても面白い経験だった。
掃除機を売る彼、或いは彼女のことを明日は書こうと思う。
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