続続・よいこの1日  -

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No.0

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08

08

14:11
Sat
2009

No.0469

7日目 クロコダイルファーム

IMG_1718.jpg


朝から曇り空なので傘を持って出かけることにする。
行き先はクロコダイルファーム。
去年はオランウータン以外に興味がなかった私だが、
まち殿の「旅のオモヒデ。」でここの記事を読み、行ってみようかと思い返したのである。

バスを降りると開いてるのか開いてないのかわからないくらいに人気のない場所だった。
薄暗い中へ入っていくと、無愛想なおじさんが入り口に座っている。
お金を払って中へ入ってもファミリーさんが1組とワニがうじゃうじゃいるだけで静かなもんである。
ショーの時間にはもう少し集まってくるのかもしれないが。

大小の囲いの中にワニたちがぎゅうぎゅうに詰まっているのを見ながら
渡り廊下のようなところに足を踏み入れた。
木の板でできた廊下の下にはワニ達が昼寝をしている。
ぎしぎしときしむこの板がもし割れて落ちてしまったら・・・という不穏な考えが浮かび、
走って逃げたとして、上へよじ登れそうなところを探してみたがどうもなさそうだったので
非常に怖くなり、木の板を刺激しないよう気をつけながらそーっと急いで廊下を渡りきった。

1匹ずつ飼われているワニ達の所へ行くと、自己紹介を書いた看板があった。
「ボクは太郎です」みたいなことから始まり、このワニ園へ連れてこられた経緯が
書いてあったので読んでみると、どうもこのワニは以前、人を4人食べたので
ここへ連れてこられ、今は1日に1羽のチキンを食べて静かに暮らしているのだそうだ。
いやまあ、普通に怖かった。

ワニ達の食事は、飼育係の人が音を鳴らして合図をする。
この音がするとワニ達は一斉に口を開けてご飯がやって来るのを待つのである。
パコンという口を閉じる音がすると、まだご飯をもらっていないワニ達が
"俺も俺も"と口を開けて催促する。
たまにお口から外れて魚が下に落ちてしまうこともあるが、
落ちた魚にはあまり気づかないらしくずっと口を開けたままである。
飼育係の人が去ってしまってからようやく開いた口の横にある魚に気づき、
すごい勢いで身をよじって魚を食べている様は非常に迫力がある。
が、何もないのに魚を食べる素振りをしながら暴れているワニは、
遠くから見る分にはなかなかお茶目である。

ふいに、何だかわからない言葉で案内の放送が流れ、にわかに周りがざわつき始めた。
いつの間にかお客さんも増えている。
ショーが始まるらしい。
楽しそうな音楽に合わせて、無表情な殿方3人が入場してきた。
ワニは全部で3匹、小さいのと中くらいのとでっかいのだ。

まずは小さいワニの出番。
水溜りのようなところで尻尾をつかまれ、溺れさせられた(泳がされた?)挙句に
一人の殿方に担がれて一緒に踊っていた。

中くらいのワニは、でっかいブラシで歯磨きをされてご満悦の様子である。

最後のでっかいワニは・・・
何をするのかよくわからないが、大きな水溜りの中から引きずり出されようとしたが
どうやらご機嫌斜めだったらしく、まったく言う事を聞かない。
木の棒で方向を変えたり尻尾を持って引っ張ったり苦戦していたが
時々怒ってキバを剥き威嚇する始末。
結局、あまりに怒りすぎたでっかいワニは時間内に水から出すことが出来ず、
"これで終わります"と3人はぺこりとお辞儀をして帰っていった。

暑い中、ずっとワニを見ていたので喉が渇いた。
売店でそれそれと言いながらパイナップルジュースを指差し、
取ってもらったジュースをよく見ずに勢いよくプルタブを開けて飲んだところ、
なんとジャスミンティだった。
ショックは隠しきれないがこれは私が普段からよくやる失敗なので
諦めて苦手なジャスミンティを飲み干す。

帰り際におじさんにバイバイと手を振ると
おじさんは照れくさそうに小さく手を振り返していた。
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08

03

23:15
Mon
2009

No.0468

タクシーに乗る

IMG_1628.jpg


サンダカンを訪れるにあたって、日本人墓地は絶対に行ってみたい場所だった。
が、行く道中はあまり治安が良くないとのことなのでタクシーを使うことにする。
聞いてみると日本人墓地はそんなに時間もかからず、
行って帰って来るだけなら30分くらいとのことなので、バトゥ・サピという
牛みたいな形の岩も見に行くことにした。
遠いので安くつくバスで行ってもよかったのだが、ここもやはり周辺の治安が
あまり良くないとの事なのでタクシーで行くことにしたのだが、
いざ行ってみるとそんなに怖そうな場所だとは思わなかった。
が、帰って宿の人に聞いてみると、たまにドラッグでおかしくなってる人がいたりするので
女の子一人で行くならタクシーで行った方がいいと言われ、
その時は痛い出費だと思ったが納得したのである。

タクシードライバーはおっさんというよりおじいちゃんだった。
座席に座るとすぐに、シートベルトを締めるようにと言われ、ベルトに手をやると
このベルトが非常に長いベルトでどこまでもどこまでも伸びてきた。
一応、留め具に形だけははめたものの、長さを調節するような箇所はどこにもなく
余ったベルトはムリヤリ押し戻しておくことにした。

シートベルトは大事であろう。
ただ、このような状態では何か事故が起こった時に
ちゃんと役目を果たしてくれるのか甚だ疑問である。
こんな長いベルトでは事故の時、きっとフロントガラスを越えて飛んで行ってしまう。
まあ、一応は留め具にはまってはいるのでいつかはあるべき場所へと戻ってくるだろうが。
念のため確認しておくと、給油やスピードのメーターはちゃんと稼動していた。

タクシーが発進してまもなく、前に2枚の古めかしい写真が貼ってあるのに気づいた。
これはドライバーの若かりし頃かと尋ねると、
そっちが1965年、こっちが1971年の写真だと言う。
私は1981年生まれなので、この写真は私が生まれる10年も前に撮られたものである。
タクシードライバー曰く彼は昔、何とかというスポーツの選手だったのだそうだ。
おじさんはどれだと尋ね、これこれと指差した先に写っていた青年は
びっくりするほど爽やかな美男子だったのでこれまた驚いた。

日本人墓地からバトゥ・サピへと向かう車内で
墓地でいっぱい蚊に刺されちまったよと言いながら
ボロボロの雑巾でゴシゴシと拭いていたのは、
鳥の骨みたいに細い腕だった。

宿へ戻ると、キナバタンガンのツアー送迎をしてくれたドライバーがいて、
タクシーで観光したことを話すと、そんな高い料金払ってタクシーに乗るなんて、
どうして自分に言わないんだと頭を抱え出した。
空港に発つ日は絶対送って行くからねと言いながら彼は
私の頬をちょいちょいと突付いたもんだから私はひどく気分を害し、
こんなおっさんのセクハラに耐えながら観光するくらいなら
高くてもタクシーにのって大正解だと彼の手を払いながら強く思ったのである。
08

02

12:24
Sun
2009

No.0467

6日目 オランウータンリハビリテーションセンター

IMG_1538.jpg


去年からずっと行ってみたかったオランウータンリハビリテーションセンター。
チケット売り場にはたくさんの欧米人が並んでいた。
その一番後ろに並んで順番を待っていると、やっと次が私の番という時になって
前の欧米人が何やら受付の人ともめている。
どうやらカメラ持込料が一人ずつかかるのは聞いてないとかそんなことらしい。
団体で来ていた欧米人Gのもめごとが収束するのをイライラしながら待ち、中へ。

オランウータンの餌付け時間まであと30分はあるというのに
餌付け台のあるプラットフォームには既に人だかりができていて
影もない炎天下でジリジリと待つ。
もうこのまま熱射病で倒れるんじゃないかと思うくらい我慢して我慢して
我慢しつくしたにも関わらず、やっと出てきた係の人は
餌をばら撒き、早々に去って行った。
後ろの方には小柄なオランウータンが1匹、木の上で枝を齧っている。
もっとわさわさ来てくれるのかと思っていたのに
結局この日、現れたのはたったの1匹で
それも木の葉のお陰でプラットフォームからはよく見えないような場所で遊んだだけ。
一度、ご飯を食べに台に降りては来たもののすぐに高い高い木の上に行ってしまった。
置き去りにされたご飯は、小さいサルがわらわらとやってきて
すずめと取り合いしながら食べてしまったのである。

何となくガッカリしつつももう少し待とうかと
人がまばらになったプラットフォームにしばらく留まったが
どうにも来る気配はなく、ご飯も大方をサルが食べてしまったので
諦めて先の遊歩道へと歩を進めることにした。

遊歩道は観光客とサルがすれ違いながら歩いている。
面白くもないがサルの写真でもと思い、しゃがんだところ、
私のすぐ横を1匹のサルが通り過ぎた。
まだまだ向こうの方からやってくるサル達の写真を撮ろうとカメラを構えたところ、
誰かが背中をぽんぽんと叩いた。
遊歩道の真ん中でしゃがみこんでいたもんだから
他の人の邪魔になってしまったかなと振り返ると
ものすごい形相のサルが私を睨みつけていて
キバを剥いて威嚇したかと思うと、私の足をべしべしっと2回ほどしばいた。
怖くなってすぐさま逃げ出し、前方を歩いていた欧米人の後ろに隠れてサルの様子を窺うと
さっきのサルは私に対する態度とは打って変わって大人しく俯き、
別のサルに頭を撫でてもらっていた。
欧米人はそんな私の様子を見ながらあのサルに何したんだいと笑っていた。

遊歩道が切れると山道のトレイルがある。
誰でも歩きまわれるようにトレイルの図を描いた看板があり、
そんなに距離も長くはなさそうなので行ってみることにする。
が、早朝の雨のお陰で足元が非常に悪く、30分歩いた所でもうイヤになった。
せっかくここまで来たんだから最後まで行ってみたい気はしたが、
この先に何があるというわけでもなさそうなので取りあえず引き返す。
帰り道に中年の欧米人貴婦人が2人と会い、最後まで行ったのかと聞かれたが
いや、行ってないと答えた。
彼女達は元気にどんどん奥へと入っていったが、よく見ると足元はサンダルだった。

正午くらいになると一旦閉まり、2時くらいからまた開く。
プラットフォームで粘ったのとサルと格闘していたのとで大分他の人に遅れをとった上に
遊歩道の先にある、山道のトレイルを歩いたため、
トレイルから遊歩道に戻るとプラットフォームへと続く遊歩道は門がしまっており、
手すりには無数のサルが腰掛けてやれやれといった様子で休んでいた。
表の入り口に戻ると欧米人もみんな椅子に腰掛けてやれやれといった様子で休んでいる。

ジュースと小さなパンを買って私も一休みしていると、
入り口で切符もぎをしていた殿方がやってきて、
せっかく高い入場料出して来たのだから昼からもう一度見にきなさいと言う。
ここまでバスで片道4RMもかかったのに2往復なんてとんでもない話である。
運悪くオランウータンは1匹しかいなかったしここで1日を潰すのもアレなので
せっかくだけれど私はバスが来るのを待って帰ると断った。
じゃあサンダカンで夕飯でも・・・大丈夫。ボクは"good man"だからと食い下がる彼に
いやすんません、あいにく今夜は別の約束がありますからと言って
ちょうどやって来たバスに乗り、そそくさとリハビリテーションセンターを後にしたのである。
08

01

18:38
Sat
2009

No.0466

市場は楽し

IMG_1439.jpg


正午過ぎ辺りに私はこのツアーを申し込んだ宿へ到着した。
出発前にフロントの殿方が同じ部屋でベッドを予約しておくからねと言っていたが、
この宿の責任者らしきフィリピン人女性がくれた鍵は
フロントの階に一つだけある部屋のものだった。
そしてこの部屋には誰も宿泊していなかった。

早速シャワーを浴び、思う存分歯磨きをしてから
昼食を兼ねて街探検に繰り出した。
どこへ行くのかと言うと、もちろん市場である。
何も買うものはないのだけれど、市場は楽しい。
する事がなくて退屈しても、市場へ行けばみんなが遊んでくれる。

市場は大きな建物で、1階が市場、2階は洋服や化粧品と食堂、3階も食堂だった。
表の看板には"SANDAKAN CENTRAL MARKET"とある。
マレーシアの看板は英語と中国語、マレー語の3ヶ国語で記載されているのだが
サンダカンの漢字表記は"山打根"だった。
"打"辺りにちょっと乱暴なイメージを受ける。
さんだこん・・・?やまだね・・・ああ、"山だね"かもしれない。
などと心の中で呟きながら市場の中へ入ってみる。

お菓子屋さん、乾物屋さん、肉屋さん、果物・野菜屋さんと見て回る。
どうもこの市場の店番は子供率が高く、10歳にも満たないような子供達が
大人しく椅子に座って店番をしていた。
子供達はシャイなので、ちらちらとこっちを見てはいるのだが振り返るとそっぽを向く。
中には写真を撮ってくれとせがんでくるもいざカメラを向けると逃げ出すクソガキ殿もいる。

マレー人は写真が好きである。
道を歩いていても市場を見ていても
男性陣は必ず写真を撮ってくれと群がってくる。
女性陣は言わない。奥ゆかしいのかもしれない。
別にいらなければ後で消去すればいいだけなので、
撮ってくれと言われるとハイハイと撮ってあげることもあるのだが、
不思議なことに、彼らは写真を撮ってもらうことのみに興味を示し、
撮ってもらった写真を見せて欲しいとは言わない。

魚屋さんコーナーに差し掛かると、殿方率がぐっと上がり、
自分の写真を撮ってもらおうと売り物の魚を見せてアピールしてきた。
そして、山盛りになった魚やカニの写真を撮ろうものなら、
それにあやかった魚の売主がもれなく写っている。
自分の(魚の)写真を撮ってもらった人から人だかりに参加していくため
1枚写真を撮るごとに後ろのヤジウマが増えていくといった按配だ。

今回の旅写真を帰って見てみると、
誰だかわからない少年少女、或いは殿方やおっさんの記念写真が異常に多く
自分が写っている写真がたったの3枚しかないことに気づき、
愕然としたのである。
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