続続・よいこの1日  -

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10

09

20:51
Tue
2007

No.0304

マナウス最後の日

水浴び

イギリス人夫妻とドイツ人のおっさんは3泊4日、私は2泊3日の行程だったので
今日は私だけこの地を去る日である。
みんなに別れを告げ、荷造りをして小さなボートに乗り込んだ。
舟を運転してくれたのは現地民のちっさいおっさん。
出発してしばらく経つと、イギリス人夫妻が泳いでいるのを発見。
大きく大きく手を振った。
イギリス人夫妻も見えなくなると何だか心細くなってきた。

来た時もそうだったが両脇はずっとずっと同じような森が続く。
しかし行きは大きな船の2階で椅子に座り、
写真を撮ったり仲間と話しながら
悠々とやってきたのに今はちっさなボートに
言葉も通じない現地のちいさいおっさんと二人きりである。
写真を撮ろうにも水しぶきが顔にびしびし当たるもんで
フードを頭からかぶって目を細く開けてじっとするしかない。
民家も点々としかなく、すれ違うボートもあまりいない。
この小さいおっさんがもし強盗だったとして
その辺の岸で持ち物を盗られて捨てていかれても
きっと誰も助けてくれないんじゃないか。
というか、誰もどこでいなくなったかなんてわからないんじゃないか。

妙にドキドキしながら水しぶきに打たれること1時間。
舟は船着場に着いた。助かった。
ちっさいおっさんは裸足のまま舟から上がり、
私の荷物を持ってこっちだと指で指し示しながら歩き出す。
何だか森の小人が街にやって来ましたみたいな感じだなと後をついて行った。

森の小人は、停まっている1台の車を見つけると窓をノックした。
中には若い男性が一人、口を開けて寝ていた。
森の小人は車のドアを開けて荷物を乗せると、じゃあこれでと去って行った。

舟から自動車、森の小人から街の殿方になったところで
言葉は相変わらず通じず、殿方の名前が"ダーウィン"という事だけわかった。
道中、何やらよくわからない事を聞かれたが
推測で多分結婚しているのかと聞いているんだろうなと考えつつ
最後までわからないフリをしておいた。
旅をすると大概の人が結婚しているのかと聞くが
外国では既婚者が一人で海外旅行をするのは当たり前なのだろうか。
私にはそういう習慣がないものでその質問にはいつもギモンを覚える。

マナウスの街

彼にはマナウスのアマゾネス劇場の前で降ろしてもらい、お礼を行って別れた。
夜中の0時の飛行機でサンパウロまで帰るので10時頃に空港に行こう。
それまでは街を歩いて観光を・・・
とりあえず空港へのバスが発着するターミナルの位置を確認すべく
地図を片手に歩き出した。

しかし実を言うと、この日は朝から体調が悪かった。
夕方の4時ど言えども暑いので汗を拭き拭き大通を歩くもどうもしんどくていけない。
うんうんと唸りながら広場に着いたら屋台がたくさん並んでいた。
水を買い、人の良さそうなおっさんがいる屋台でタバコを買った。
その辺のベンチに座り込み、しんどいなと水を飲み
タバコの箱を見ると驚いて落としそうになってしまった。

"喫煙は体に悪いですよ"みたいな注意書きの部分なのだが、
ブラジルのタバコは、鼻にチューブを入れてボロボロになった
殿方の写真やネズミとゴキブリの死骸の写真なんかが印刷されている。
しかし、このタバコには文字が書いてあってその文字が何とヒンドゥー語だった。
しかも同じ銘柄でも国によってタールやニコチンの量が微妙に違うのだが
このタバコにはタールの量もニコチンの量も記載されていない。
これは・・・タバコ?
というかここはブラジル?
ドキドキした。
"duty free only"という文字以外は何も読めない。
・・・あ。そうか。ここは免税の町だった。
と、納得するも免税ってそういう意味なのかどうかよくわからない。
これ、ブラジルのタバコじゃないじゃないか。

広場でずっと座ってプルプルとタバコを握り締めるのもアレなので
がんばってバス停まで歩く事にする。
人ごみの中でかばんを抱えて歩く自分はこの中で一番怪しげだと思った。

さて、バス停というかバスターミナルは広場の近くにあったが
バスと人と普通の自動車が縦横無尽に走り回っていて
怖いことこの上なかった。
もしかして場所を間違えたかなとも思ったが改めて探す気力も
英語のできる従業員を探して尋ねる気力もない程に体調不良。
その辺の人がみんな悪者に見えてきて元来た道を引き返せば
迷っていることがバレバレで襲われてしまうわと
いつもなら考えられないくらいにマイナス思考が活発になってきた。
そこで、気分は悪いが広場を一周してまた大通りまで戻る事にした。

大通りに戻ってさっきのベンチから100mくらい離れた別のベンチでまた座り込んだ。
この周辺を離れたら静かでのどかな町並みや
休憩できるホテルもあるだろうがそこまではどうも歩けなさそうだ。
しかし飛行機の時間まであと5時間くらいある。
しかし暑いし体の調子が悪い。どうしよう。

次の瞬間にはタクシーに乗っていた。

空港ならずっと座ってても街中のベンチでいるよりは安全だ。
飲み物も食べ物もあるし、まだ英語が通じやすい。
ヤレヤレと空港のファーストフード店でオレンジジュースを飲んだり
絵葉書を買ったり座りこんで腐ってみたりして長い5時間を過ごす。

空港内は空調がバッチリで涼しいのだが生憎私の体調は絶不調である。
外はとても暑いはずなのに、何だか寒くなってきた。
かと思ったら急に暑くなってきて空港の中に入る。入ると寒いので外に出る。
そんな事を繰り返しているうちに、外にいても寒く感じるようになってきた。
私ってば熱帯の病気にかかったんじゃ・・・なんて心配になったりしていたら
これまた違うらしく、夜が更けていくにつれ何となく元気になってきた。
カフェで何だかわからないが形で適当に選んだ食べ物と
とんでもない量のカフェオレを飲み干すと、いつもの自分に戻っていた。

しかしこの体調で機中泊、明日はサンパウロの観光なんてできるだろうか。

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09

edit
bacchus [No.2603 - 21:10 2007]
いや~ドキドキしながら読みましたよ。いつ襲われてもおかしくない状況が続く中、無事かえってこれたのはブラジル人の好みに叶ってなかったということでしょう。体格がよろしい方が多いですから、きっとbabar殿はスレンダーなんでしょうね。
サンパウロ観光も楽しみ!
10

09

edit
mixbabar [No.2604 - 22:06 2007]
>bacchus殿
こんばんはー。
今回の旅行で一番ドキドキした瞬間がこの舟でした(笑)
スタッフながらもあらぬ想像をしてしまい、大変怖かったです・・・
ブラジル人の好みに叶ったかどうかはギモンですが(笑)
やっぱりみな背が高いんですよねー。。
おばさんにしても若い方にしても。
私はチビなものでスレンダーと言うよりミニチュアかも(笑)
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