続続・よいこの1日  -

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21:42
Thu
2007

No.0306

サンパウロの天使

サンパウロに降り立ったのは早朝の5時。
時差のため、4時間しか飛行機には乗っていないが時間は1時間進んでいるのである。
そして気温がとても低い。
寒い寒いと思いながら、サンパウロ市街へのバスチケットを購入し、
ふかふかソファの空港バスで移動した。

サンパウロの広場
バスから降りると前には広場があり、
黄色いテントが立ち並んでいた。
車の量も多く、高いビルが立ち並ぶ。
ばばる県よりもよっぽど都会である。
どうしようかなととりあえず
広場の一角に座り込んだ。

去年の教訓は生かされていない。
タイでも確か最終日に都会を訪れ、
ヘトヘトに疲れたというのに。
一気にストレスボルテージが
上がっていくのを感じた。

常夏マナウスとの気温差(10℃くらい?)も相まって私は本当に疲れている。
しかしせっかくなのでどうしても歩いて街の様子が見てみたい。
立ち上がり、歩き出す決心をした。

真っ直ぐ真っ直ぐ歩いてビルの谷間や商店街の中を抜けた。
日が昇り、お昼が近づくにつれて真夏のような暑さになってきた。
それでもひたすら歩き続けているとセー広場についた。
傍にある立派な教会の写真を観光客らしく撮ってみたら
大きすぎて入りきらず、てっぺんが切れていた。
遠くから撮り直す気力はなく、もういいやと投げやりに再び歩き出す。

いつの間にか東洋人街に来ていた。
ここはアメリカのリトル・トーキョーと並ぶ、数少ない日本人街である。
暑さは大変なもので、その辺にあった店で水を買った。
店主の日系人はポルトガル語しか話せなかった。

飛行機の時間は夜の9時で今はまだお昼前なのに、
私はもう観光するのもイヤになってきた。
だって体調が悪い上に前日は機中泊なのだ。
安そうなホテルを探して横になりたい。
9時の飛行機というのは日本へ帰る飛行機である。
10時間+12時間+1時間の長いフライトで機中泊、つまり座りっぱなしなのだ。
しかも飛行機の中は超寒いのである。

そこへ、"HOTEL"と書かれた看板を見つけた。
ボロそうなホテルだったが飛び込んで予約してないが空いているかと聞いてみた。
カウンターにいた若い殿方がポルトガル語で何か長文を喋った。
・・・何だか歓迎されていないような気がしたので
じゃあいいですありがとうと言って建物を出た。

ホテルホテル・・・と探して歩くも目ぼしい所は見当たらず、
結局お昼の12時くらいに元の広場へ戻ってきた。
また座り込んでどうしようと悩んでみた。
いつもはガイドブックを持って来るのに今回は荷物を減らすため、
必要な部分だけ切り取ってきた。
よって泊まるつもりのないサンパウロは交通情報や地図しかない。
こ・・・この次のページさえあれば。。。
と、非常に悔しい思いでひたすら座って考えた。

売店 悲しい時でも喉は渇く。
 黄色いテントは怖いので
 売店で飲み物を買い、
 再度ベンチに腰をかけた。

 街をフラフラ歩くのも怖いけど
 こんな所で座り込むのも怖い。
 すごいビルも人ごみも疲れた。
 どうにかしなければ。

と、さっき売店で飲み物を買った時に気づいたのだが
ホテルに滞在できるだけの十分なブラジル通貨がない。
もうどうしようもないじゃないかと途方に暮れ始めた時にひらめいた。

高額の支払いは米ドルで払える。

ああ、もう200ドル出してもホテルに泊まりたい。
米ドルがダメならクレジットカードでもいい。
・・・待てよ。

高額なら米ドル可→高いホテルならOK→観光客相手の中級~高級ホテルは英語が通じる

これしかないと思った。
すっくと立ち上がり、空き缶をゴミ箱に捨てると
いかにも高そうなホテルを近辺で探してみる事にした。
大きな通りの角に超高級とまではいかないが比較的キレイなホテルを発見。
こんなボロボロの格好で入るのは恥ずかしいなと
前を2~3往復ウロウロして躊躇したが、背に腹は変えられない。
だってしんどいのである。
お呼びじゃないわみたいな対応をされてもベッドとお風呂さえ貸してくれればそれでいい。

―こんちはお部屋空いてますか。
フロントには親指のでっかいスリムなおじさんがいた。
―ご予約はされてますでしょうか。
―イエ、してませ・・・え!
驚いた。言ってる事がわかる。
英語がまるで日本語かのように聞こえた一瞬だった。
―料金は1泊175ドルで朝食付きです。
―料金は別に構わないけど4時にここを出るので朝食要りません。
―早いですねーモーニングコールしましょうか。
―いや、明日の朝じゃなくて今日の夕方。
 半日寝たいだけなんですけどお部屋使ってもいいですか。
"no problem"と親指のでっかいおじさんは言った。
―それなら70レアルでいいですよ。
―あのう、それがレアル通貨があんまりないので米ドルで払いたいんですけどぅ・・・
―大丈夫。39ドルです。
そんな安くていいのーと飛び跳ねて喜んだらおじさんも一緒に喜んでくれた。
あの時1ドル115円くらいだったから4500円くらいか。
そんな踊るほど安くはないが清潔なベッドにお湯の出るシャワー、
いい匂いの石鹸と英語の通じるフロントを得られるならこの上なく安い。
例え175ドルだったとしても厭わなかっただろう。

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toyo [No.2615 - 00:32 2007]
う~ん、たくましいですね、babarさん。
やっぱり決め手は慣れですか?度胸ですか?
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まゆび [No.2616 - 18:39 2007]
それは大変でしたねー!!
確かに外国で座り込むのは怖いかもー。
なんにしても少し休めるところが
確保できてよかったですね!!
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mixbabar [No.2617 - 22:51 2007]
>toyo殿
こんばんはー。
たくましい・・・ですか?(笑)
私、旅行回数はそんなに多くないので
慣れってのはないですねー
度胸もないですノミのハートだから。。。
ま、しいて言えば楽天的思考です。
何とかなると気楽に考えてれば殆どの事は何とかなりますよ(笑)
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mixbabar [No.2618 - 22:57 2007]
>まゆび殿
こんばんはー。
せっかくの旅行なのに観光できなくて心残りです(涙)
知人の親戚にブラジル人がいるのですが、
サンパウロやリオといった都会はとても治安が悪いらしく、
彼が日本に初めて来た時に女性がロックもかけずに
窓も開けて車を運転しているのを見て
信じられないと驚いてたそうです(笑)

普段、旅行では安いホテルしか泊まらないので
このホテルはとても居心地がよくて
もう爆睡してしまいました(笑)
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bacchus [No.2620 - 07:47 2007]
今までの読んでみて、今回の旅行日程がかなりハードすぎませんか?
ブラジルまで行くのならもっとゆったりとサンバを踊るだけの日とか、路上で少年とサッカーをして遊ぶとかしたいよなあ。
まあ、babarさんは旅なれていてへっちゃらなんでしょうが、今回の読んでてかわいそ過ぎる。
でもホテルで休めてホッとしました。
英語が日本語のように聞こえるってのが素晴らしい。
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mixbabar [No.2627 - 00:41 2007]
>bacchus殿
こんばんはー。
ハードでしょう(笑)
ブラジルの見所ハイライトですから。
あと2~3日休暇が長ければもっとゆっくりできたのでしょうが。。
でも、短い人は9日間でこの日程をこなすみたいです。
私の旅行は結構移動が多くて色んな所を
忙しなく周るのが常なのですが、
今回は気温差と時差がすご過ぎたための体調不良だと思います(笑)
ホテルは天国のようでした。
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