続続・よいこの1日  -

04« 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »06
--

--

--:--
--
--

No.0

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
09

22

22:55
Mon
2008

No.0408

タビンへの道

IMG_7973.jpg
プランテーションの中の
凸凹道を走って
辿り着いた場所は
タビン動物保護区である。
ここで、今回の旅の
最大の目的である
ボルネオピグミーエレファントを
探すのだ。

一緒に行動するメンバーは
日本人の女の子2人と
気持ちばかり日本語のわかる
マレー人のガイド、Mr.Mである。
彼は「朝日放送に出た事があり、
時々日本人に声をかけられる」らしい。
残念ながら私は
その番組を見てなかったので
彼のことは全く知らなかったのだが。

滑走路からは高さ2mほどのフェンスを隔てたすぐ傍に民家が並んでいるのが見えた。
まるで誰かの家かと見紛うほどの小さな空港に降り立ち、
その他人の家を「ごめんなさいよ」と横切るかのようにして外に出ると
迎えの人たちが数人、名前を書いた紙を持って立っていた。
自分の名前を探してみたが、私の名前を書いた紙を持っている人はいない。
迎えは来ていないのかとドキドキしていたら、
どこかのドライバーらしき長髪の青年が「もしかしてキミはタビンに行くのか」と問いかけてきた。
そうだと答えると、「タビン〇*▲~」と言いながら私のドライバーを読んでくれた。
他の人たちは全員ダナンバレーに行く中、タビンへ向かうのは
どうやら私一人だったようである。
彼だけ名前を書いた紙を持たず、手ぶらでやって来ていた。

ドライバーに、1本だけタバコを吸ってもよいかと尋ねると、
なんと彼は私を無視して車に乗り込んでしまった。
感じ悪いにーちゃん・・・と思っていると、先ほど「タビンか」と聞いてきたドライバーが
「いいよー」と言って私のドライバーにマレー語で通訳してくれた。
どうも私のドライバーは英語が話せないらしい。
トイレも行っておきたかったが伝えるのも面倒なのでそのまま出発した。
水分はあまりとってないしどうせ2時間くらいだから大丈夫だろう。。。

舗装された道路を10分ほど走ると、プランテーションの中を突き進む未舗装の道に入った。
車の前に乗せてあったカバーが車の振動でずれる。
ドライバーは30秒に1度くらいの頻度でカバーを直しながら運転を続けているが
ここからおよそ1時間は走るであろう道中、共通の言語を持たない我々に会話はない。
舌を噛みそうなガタガタ道、ぎゅっと結んでおくのと開けたまま走るのとどっちがいいかなと
口をパクパクさせながら私は無言の張り詰めた空気に耐えていた。

運転したりカバーを直したりドライバーの手があまりに忙しそうなので、
カバーが5cmほどずれたところで彼に先んじてカバーに手をかけ、
カバー直し係に名乗りを上げてみた。
すると彼は嬉しそうに笑い、その後チラチラとこちらに視線を送ってくるようになった。
車内の空気は一気に和らいだものの、しばらくすると彼の視線にいちいち答えるのが
面倒になった私は、プランテーションの写真を無意味に撮りまくることで
彼の視線から逃れる試みを始めた。
が、今度は写真を撮るごとに彼は車を減速させるようになった。
ガタガタ道のせいで写真がブレるのを察した彼の優しい配慮ではあるが
早くロッジに辿り着きたい私にとってみれば若干、大きなお世話である。
仕方なく私はカメラをしまいこんだ。

すると今度は、トイレに行きたくなってきた。
未舗装で曲がりくねったガタガタ道の振動はマッサージ効果抜群のようである。
停めてもらってその辺でしてやろうかと思ったりもしたが
自転車やバイクに徒歩の子供達と、この凸凹道を行きかう人間がまばらにおり、
運悪く人が通りかかったら嫌だしお尻に虫がとまるのも何なので
ここは耐えてロッジに着くのをひたすら待つことにした。
その後、スコールのような激しい雨のおかげで車のスピードが若干落ち、
このままでは凸凹道との戦いに負けるんじゃなかろうかと思いながらも
険しい表情で耐えに耐えてやっとの思いでロッジに辿り着いた。

ロッジで待っていたガイドMr.Mは、そんな私の苦労など露知らず、
ウェルカムドリンクをお飲みなさいとニコニコしながらジュースを持ってきて
施設の説明を延々と始めたのである。

Trackback

Post

Name:

Url:

Pass:




管理者にだけ表示    
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。