続続・よいこの1日  -

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03

23:50
Mon
2008

No.0422

水分補給

山歩きに欠かせないのはカメラにおやつ、そして水筒。
以前(詳細は「事件」参照のこと)、かばんの中身を谷底へ落としてからというもの
私は滝探しなどで山に入る時はカメラとタオルを首から提げ、
軍手をポケットに入れる以外はまったくの丸腰で出かけることにしている。
後は全部車の中に置いておく。
山の中で車上荒しに遭うのと何らかのアクシデントでかばんの中身を失うのとでは
圧倒的に後者の方が発生確率が高いからである。
もちろん、車の鍵はちゃんと閉めるが。

炎天下の野原を何時間も歩き回ることもあるし岩場をよじ登ってみることもあるし
うっそうとした森の中をひたすら歩くこともある。
喉は渇くが水筒は車の中なので、時には干からびてしまうんじゃないかと思うこともあるが
丸腰の山歩き中、私は困った事がない。
いや、決してその辺の水溜りとか川の水を飲んでいるわけではなく、
栄養分を蓄えるコブを背中に持っているわけでもない。
私のオアシスは歩いてやってくる。

山道を、汗を拭き吹き一人で歩いていると
同じく山歩きをしている人達がこんにちはーと声をかけてくれる。
彼らは私と違ってプロ(?)なのでちゃんとリュックに鈴をつけていたり
そのリュックの中にご飯やおやつや果物やお茶がたくさん入っており、
運良く(彼らにとっては運悪く?)同じ場所で休憩していると
「あらあなた、よかったらコレどーぞ」とその宝物を分けてくれるのである。
また、あまり訪れる人のいない丘や畑ばっかりの山なんかだと
畑の手入れに来た村人が持ってきたお茶をくれたり
畑になっているみかんを「好きなだけ持ってきなさい」と振舞ってくれることもある。
よって、私は丸腰だけれども自分の身を守る軍手とタオル、
この地にやってきた証を残すためのカメラさえ持参すればよいという
大変な強運の持ち主なのである。
ただ、私が登る山はあくまで低山なので、富士山やなんかに登らんとする人は
自分でちゃんとした装備を持って、ついでにコンパスなんかも持って行けばいいと思う。

さて、今日の私はお昼寝をしてしまったくせにお昼ご飯を食べ過ぎたので
ちょっと消化促進をしてやろうと隣町である港町へ歩いて遊びに行った。
カメラだけ携えて意気揚々と歩いていたのだが、今回ばかりはとても困った。
この町へ来るまでに色々と寄り道をして、ムダに何時間も歩き続けたため
水が飲みたくなってしまったのである。
自販機やスーパーなんかは点々とあるものの、お金がないともらえない。
「アンタ、見慣れん顔やね」とわんこの散歩をするおばさんが声をかけてくれたので
「隣町から遊びに来たのです」とご挨拶するも彼女も丸腰なのでどうにもしようがない。
くりくりとわんこの頭をなで、「またおいでなさいね」と手を振るおばさんに別れを告げたが最後、
もう後にはヤンキーのような少年少女以外にすれ違う人もいなくなった。
あの少年少女に仮にお金を貸してくれと言ったところで、
カツアゲと思われるか若しくは反対にカツアゲされるかのどちらかだろう。
むろん、カツアゲされてもお金なんか持ってないが。
飛んでみろと言われれば何十回でも飛んでやる勢いである。
カツアゲ覚悟で少年少女にお金の無心をしようかと悩みながら歩いていると
いつの間にか家の前にいた。

水筒は、町歩きをする時こそ必要である。

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04

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まち [No.3142 - 23:01 2008]
こんばんは!
久しぶりの更新、やはり楽しく、おかしく読ませて頂きました♪

えっ?!事件以来、そんな”丸腰”でお出かけしてたんですね。
でも、オアシスが向こうからやってくるとは(笑。
さすがbabarさん!
「カツアゲ」を、ここまで巧みな文にできるのも、さすがbabarさんですねー。

でも、カツアゲする前に、お家についたようで、よかったです(笑。


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05

edit
mixbabar [No.3143 - 00:12 2008]
>まち殿
こんばんはー。
すっかりご無沙汰してしまいまして・・・(汗)

そうなのです。
長距離コースだとたまに
どうしてそんなに軽装なんだと
おばさまたちに驚かれますが
失うことを恐れるならば持たないのが一番であります(笑)

田舎町なもので未だにキンパツのヤンキーが横行しているので
カツアゲに遭う確立も高そうですが
幸い、した経験もされた経験もないもので
この歳になって初体験かと
いやはやドキドキしました。。。
その前に家についてこれまた幸いです(笑)
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06

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kinaruf [No.3144 - 17:44 2008]
お久しぶりです。
なんかいいですね~。
気持ちがいいというか、なんというか。
カツアゲにあうか、カツアゲするか
緊張感が高まったところで
最後の家に着いていた
というのがいい。
それでなんだかほっとするのです。
せちがない世の中で、こういう物語に惹かれます。
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06

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まゆび [No.3145 - 18:29 2008]
こんばんは♪
そうそう、歩いているとちょっと寄り道したくなりますよねー。
ちょっとのつもりが取り返しのつかないことになったことが
私もある。(笑)
そもそも私は方向音痴なので
適当に歩かないほうがよさそうです。(^^;;

山に登るとみんな気持ちよく挨拶してくれますよね!!
とっても楽しい気持ちになります♪
ああ、山行きたい!!
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mixbabar [No.3146 - 02:02 2008]
>kinaruf殿
こんばんはー。
ほっとして頂けたようでよかったです。
なんせ、私も家に着いた時ほっとしましたから(笑)
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edit
mixbabar [No.3147 - 02:08 2008]
>まゆび殿
こんばんはー。
あ、私も方向音痴です(笑)
滝探しのために車を走らせるようになって
県内の道は大分把握してきたと思いますが・・・

山歩きで挨拶をするのは
遭難した時に備えて自分の存在をアピールしているらしいですよー。
でも、そういう目的じゃなくてもああやって
声を掛け合って歩くのっていいもんですね。
とっても気持ちがいいです。
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