続続・よいこの1日  -

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04

15

22:05
Wed
2009

No.0441

ケータイ

屋久島に到着したその足で白谷雲水峡へ向かったのだが、
登山口へ行く途中から既に携帯電話は使用不能になっていたため
その時点で私は携帯電話の電源を切っておいた。

山の中ではもちろん使えないのだが、所々では繋がるスポットがあるらしい。
そのスポットで帰りのタクシーを呼ぶためとか遭難(?)した時のために
携帯電話の電源は切っておかなければならないのである。

縄文杉の周辺では携帯電話の繋がるスポットがあるらしい。
だから明日の朝は縄文杉あたりからタクシーに電話をかけて迎えに来てもらおう。
そう思いながら三角座りをして縄文杉を眺めていた。

明日は縄文杉の前で電話を・・・電話・・・・ケータイカメラ。。。
あ。と思った。
山から下りたら縄文杉の写真をいち早く姉pinguに送りたい。
しかも寒さのおかげでカメラの電池があっという間に消耗してしまい
カメラはいつ使えなくなるかわからないような状況である。
わくわくとケータイを取り出し、電源を入れた私は
1枚だけ、
写真を撮った。
そう。1枚だけ。

そして、相変わらず圏外と表示されている画面を見ながら
デッキの上をちょっとだけ歩き回った。
繋がる場所がないか探していたのである。
が、ゆっくり10歩くらい歩いたところで諦めた。
後で誰か通りすがりの人にでも聞けばいいかなと思ったからだ。
携帯電話の電源を切り、バッグの中にしまった。

口クラッカーに水汲みを断られた私は、一人で小屋から縄文杉の下にある水場へ行く。
帰りに鹿と会ったのでやあと声をかけると、
鹿はぽくぽくとどこかへ行ってしまった。
まだ明るいし小屋には赤ザックがいて居心地悪いし帰ったところでやることはない。
眠るにしてもこんなに早くから寝たら間違いなく皆が寝静まった頃に
一人で目が覚めて怖い思いをするだろう。
口クラッカーとおしゃべりをするにも疲れてしまったことだし
展望小屋に登ってしばらく一人で座っていようと思い立った。

通りすがりの人に、私が展望小屋に座っていることがバレないよう
道側に座るのを避けて山の斜面側に腰をおろした。
展望小屋とは言え、山道の途中にぽつんと立っている背の高いただの小屋なので
特に視界がいいわけでもなく、私はとにかく座っていた。
寒いし1日中歩いてひどく疲れていたため、
風で木がワイワイ言っているのを聞いているうちに眠くなってきたので目を瞑る。
ここで居眠りしてはっと起きたら夜でしたとかだったらどうしよう。
などと考えて目を開け、それでもやっぱり座っていた。

と、お腹の上に置いていたウエストポーチがびびびびと鳴った。
慌ててバッグを開けると、私の携帯電話がメールを大量に受信しているではないか。
驚いて携帯電話を取り上げると、どうも電波が入らなくなったらしく
しばらく力んだのち、受信しきれなかったメールを残して
「ダメでした」みたいなメッセージを表示したかと思うと、
携帯の電池は一気になくなってしまった。
電源は確かに切ったはずなのに気のせいだったらしい。
呆然として電源を切り、私は展望小屋を後にした。

結局、赤ザックの好意により私は帰りの足を気にしなくてもいい身分となり、
登って来た道を考えると降りる途中にケガでもしない限りは遭難することも少なかろうと
見事に不安の薄らいだ私はその日の晩、ぐっすりと眠ることができたのだが
その翌日、ウィルソン株付近でうだうだと座り込み、続々と登ってくる日帰り登山客を眺めていると
若い貴婦人の集団が黄色い声をあげながらガイドさんにシャッターを押してもらっていた。
ケータイ付きカメラだかカメラ付きケータイだか知らないが
電源を入れたままのアレを片手に走り回る彼女達を横目で見ながら、
いい気なものねと私はSOYJOYの袋をぺりりと剥いた。

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04

17

edit
まち [No.3307 - 02:01 2009]
こんばんはー。
山中?!での携帯って、結構死活問題なくらい大事なんですね~。

>いい気なものねと私はSOYJOYの袋をぺりりと剥いた。
いやぁ~今回もいいですね(笑。
なるほどぉーガイドつきなら帰りの心配も、遭難の心配もないからバッテリーなんて、関係ないですしね。

・・ホント、縄文杉へ女子一人でも大丈夫なんですね。
でも、あの小屋に泊まるのどきどき(笑。
04

17

edit
mixbabar [No.3308 - 21:28 2009]
>まち殿
こんばんはー。
>>死活問題
まったくですね(笑)
まち殿も一人旅がお好きなので
きっと様々な難所(?)を自力で切り抜けてこられたでしょうが
一人って忘れ物一つでも窮地に陥ったりしますよね(笑)

旅行前に色々なブログを回りましたが
女性旅行社は着替えとか登山客のおっさんとか
結構大変な思いをされた方もいるようでしたが
私の場合、同室者は紳士でしたし
お母さんとコドモのファミリーもいたし
着替えなんて寝袋の中で済ませたので
まったく問題なかったですよー。
小屋も利用者が清潔に使っていたので
外観ほど中はきちゃなくないんですよね。
東南アジアのGHに泊まれるまち殿なら余裕でしょう(笑)
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