続続・よいこの1日  -

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05

11

21:11
Mon
2009

No.0448

千尋の滝

P1000027.jpg


ちょうどお昼時、お土産物屋さんにはカフェが併設されていたので
そこで昼食をとることにする。
昨日の晩は珍しく地の物を食べようという気になり、
ちっさな料理屋に入ってトビウオなんかに挑戦してみたが
元来食べ物には頓着しない私は今回、ハンバーガーとホットコーヒーを頼んだ。
しかしまあ、ハンバーガーなんか食べるのは1年ぶりか2年ぶりか。
こういう機会でもなければ日常生活では食べないものという意味では
立派に旅先の食事をエンジョイしていると言えるであろう。

さて、今日はこの後、ここから島の半周先までバスで行くつもりなので手際よくせねばならない。
トイレを済ませて外に出ると雨は止んでいた。
バスの運転手さんの話によると、目指す千尋(せんぴろ)の滝は徒歩で登ると片道45分とのこと。
1日7時間や8時間を歩き続けた昨日までのことを思えば45分なんてすぐである。
しかも道はきれいに舗装されている車道だ。
意気揚々と私は歩き出した。

しかし、この道程は昨日のトロッコ道よりも遥かに辛く厳しい道程だった。
登るのが苦しい。
腰をかけられる石もなく、しばらく歩いては少し立ち止まって立って休むの繰り返しで
妙にぐねぐねと山を巻きながら進むので歩いている割には一向に進んでいない。
林を突っ切って近道しようかとも考えたが、虫と爬虫類が苦手な私には
ぼさぼさの草の中に足を入れる勇気がない。
結局、車道に沿って歩くしかないのである。

1台、2台、、3台、、、バスが1台、、あ。向こうの道からもう1台。
と、私を追い抜く車の数を数えながらゆっくりゆっくりと進んでいった。
車だと10分とか15分で上まで着くのだろう。
この道の先は滝しかないので追い抜いていった車は
きっとみんな私と同じ観光客だろう。
こんなにキツイ道を歩いているのに誰か拾ってくれないかな・・・
などと甘い考えが頭をもたげ、いいやと思いなおした。
私は運転免許を持っている。
なのにレンタカーを借りずに歩くことを選んだ私は
どうやってもここは歩いていかねばならないのである。
悠々と私を追い抜いて行く彼らはこのキツイ車道を楽に越えてゆく代償として
レンタカーにお金を払っているのだから。

「のっぺりした車道を歩き続けるのも車に追い越されるのも飽き飽きだ」
と、文句を言いながら進んでいると、

P1000030.jpg
 ようやく駐車場が見えた。
 登りきってすぐ右側には
 展望台へと続く遊歩道への
 看板が立っている。
 汗を拭き吹き遊歩道へと
 足を運んだ。

滝はずっとずっと遠くの方にあるものの非常に大きな滝らしいことはわかった。
滑らかな岩を滑り落ちる大変美しい滝である。
相変わらず携帯カメラで滝の写真を何枚も撮っていると、何だか恥ずかしくなってきた。
トローキの滝と違い、ここは観光客がちらほらいるし私は携帯カメラの使い方がよくわからない。
端から見て私はカッコ良く携帯カメラを持てているだろうか。
そんなどうでもいい心配をしていると再び雨が降り出した。

駐車場に戻ると奥の方に売店があったので、丁度水も切れたことだし中に入ってみる。
冷蔵庫の中から水を出してカウンターに置くと、店員である貴婦人が
「冷やしていない水もございます」と言った。
水滴で手が濡れるのは不快なのでありがたく冷やしていない水を頂くことにする。
アジアなんかに行くと、冷蔵庫に入っている水より常温で置いてある水の方が
いくらか安かったりするのだが、ここは案の定、同じ値段だった。

売店の先にも道が続いているので何があるのか貴婦人に尋ねたところ、
「はい、あちらは展望台へと続く道でございます。あちらの展望台は滝を斜めから、
こちらの展望台は正面からご覧になれますので、
せっかくですから是非行ってみられたらよろしいかと思います。」
と、何かのマニュアルに書いてあるような紹介をされた。
多分彼女は腹話術か何かの人形であり、
きっと後ろでお金を数えていたおばさんが操っているんだろうと思う。

P1000024.jpg
雨に濡れてベンチに
座れないので、
あまりゆっくりすることなく
下りて行くことにした。
駐車場の傍にも
展望台があった。
"せっかくなので"、
一応ここも上っておく。

雨のため、あまり見えない景色を眺めてから
相変わらずレンタカーに追い越されながら車道をとぼとぼと辿った。
車道というものはやはり車のための道であると思いながら。

P1000029.jpg
 そうは言ってもやっぱり
 人間の足は立派なものだ。
 車道だって進めるし
 車道じゃなくても進める。
 時間はかかっても
 車では行けない所だって
 行けてしまうのだから。
 
 そう考えると、
 この辛い坂道も
 特に苦とは
 思わなくなった。

いや、下りの道なのだから行きより楽なのは当たり前である。
やっぱり車道は車で走りたい。

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05

13

edit
まち [No.3328 - 02:17 2009]
こんばんはー。
babarさんの心理描写笑わせていただきました。
それに一枚目の「千尋の滝」ペットボトルが人のように、
ペットボトルさんみたいで?!(笑。
←すいません。よくわからない言い方で。。あー私も文才が欲しいです(-"-)

>端から見て私はカッコ良く携帯カメラを持てているだろうか。
カッコいい携帯カメラの撮り方って・・・・。
babarさん、クールで辛口(←いい意味です。)なんですけど、なんか可愛いんですよね(笑。
でも、車道の登りを45分も登りきっちゃうのも凄いです!
05

14

edit
mixbabar [No.3329 - 22:40 2009]
>まち殿
こんばんはー。
ペットボトルをご指摘いただき、ありがとうございます(笑)
と言うのも、ベンチが濡れてて自分が座れなかったので
ペットボトルを座らせ(?)て撮ったので(笑)

>>カッコイイ携帯カメラの撮り方
縄文杉登山で思ったんですが、撮り慣れてる人って
携帯カメラで記念撮影しててもすごく自然ですよね。
普通にデジカメで撮ってるみたいに。
でも私は携帯電話はあくまで電話という思いが
あるからか、どうも様にならない気がします。。
カメラも携帯もむつかしいですねー。。。
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