続続・よいこの1日  -

07« 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »09
--

--

--:--
--
--

No.0

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
05

16

22:34
Sat
2009

No.0450

バス内乗客模様

やって来たバスの運転手さんは、無愛想なちっさいおっさんだった。
普通であればバス停が近づくとマイクでアナウンスをしてくれるはずなのに
私しか乗っていないからか、じっと黙りこくっている。
乗客が2~3人くらいになるとアナウンスをしてくれるようになったが、
マイクを通してさえ声が小さく早口なので何を言っているのかわからない。
挙句の果てに運転が荒く、乗り込んだ人がステップから上がった瞬間にドアを閉め、
そのまま走り出すもんで時々座り遅れた乗客(お年寄りが多い・・・)が
あちこちに振り飛ばされていた。

屋久島のバス料金は高い。
私は一日フリーチケットを2000円で購入したのだが、
市内均一料金200円がバスの相場だと思っている私にはこれも高いと思っていた。
が、宿がある安房から大川の滝までの往復で2000円を軽く超えたので
この後、何か悪いことが起こってこの滝巡りが中断になったとしても
今晩の宿まで辿り着けたら損した気はしないと考え直すに至ったのである。

私が乗った時には誰も乗っていなかったバスは、
今朝の出発地点である安房を過ぎた辺りからちらほらと乗ってくる人が増えた。
屋久島に上陸した際に初めて降り立った宮之浦周辺では
大きなスーパーマーケットや家が並び、このスーパーマーケット前で
大量のおばさま方が大きな袋を3つも4つも下げて乗り込んで来る。
相変わらず運転の荒いバスなので、案の定おばあさんがまた一人飛ばされ、
生クリームを大量に買い込んだおばさんの上に降ってきた。

生クリームを大量に買い込んだおばさんは運転手さんをきっと睨み、
おばあさんをその辺の座席に座らせながら
焼酎の瓶を下げたおかっぱ頭でつぶらな瞳のおじさんに向かってあらどうもと会釈をする。
少女のようなこのおじさんは細身ではあるが、
ほっぺたのツヤがアンパンマンに似ていると私は思った。
どうもこの大量のおばさん方を始め、乗っている乗客たちは皆
顔なじみか同じ集落の住民かなにかで知り合いらしい。

宮之浦を過ぎると再び山だの木だのの景色が続く道となり、今度は海が見えた。
"志戸子"という、女の子の名前みたいな所に小さな集落があり、
大量のおばさん方をはじめ、乗っていた全ての乗客が降りていった。
夕飯の買出しにしては遠出であるなと思ったのだが、
もしかしたら宮之浦まで出向いていかねばこの近辺にはスーパーがないのかもしれない。

再び一人になると運転手のおじさんはだんまりを決め込んでどんどんバスを走らせる。
丁度、雨も止んだところに美しい海岸が現れたので
携帯電話を取り出し、写真を撮ろうとするもバスは容赦なく揺れに揺れる。
結局、たったの1枚も撮ることは叶わなかった。

乗ってから2時間くらい、一湊という町で私はバスを降りた。
最後の目的地である"布引きの滝"を訪れるのである。

Trackback

Post

Name:

Url:

Pass:




管理者にだけ表示    
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。