続続・よいこの1日  -

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07

25

15:38
Sat
2009

No.0462

命の水

IMG_1292.jpg


上の写真はトイレ&シャワー室である。
ケニア、タイ、ブラジルとエコツアーには何度か参加してきたが
今回の宿は今までになく難易度の高い場所だった。

寝泊りするのはドミトリーなので、2段ベッドが2つあるのみの部屋で、
私はポーランド人2人と同室になった。
高い所があまり得意ではないので私はできたら下のベッドを使いと思っており、
部屋に案内されるとすぐにいい場所を確保しようと務めた。
ドライバーのジャパーンだかショパールだかおっさんは、
私のそんな思いを知ってか知らでか協力してくれ、
私の荷物を持って部屋に一番乗りし、下の段のベッドの上に置いた後こう言った。
"babarには一番いいベッドを取ってあげたよ。"

大きな欧米人達の中に一人でぽつんと参加する私を
現地のガイドさんたちは大概、ヒイキしてくれるため
ご飯が大盛りになったり、アクティビティの時間外に特別な場所に連れて行ってくれたり
結構おいしい存在となることができるので、今回もいいベッドを取れてシメシメと思っていた。
が、後からポーランド人二人が部屋へ入って来るのを見るや否やドライバーは
「・・・babar、キミは小さいから上でいいかい。いいよね、ね!」
と、私のバックパックをベッドから下に降ろしてしまった。
あまり良くはないけれども私はシブシブ上のベッドで寝ることを承諾した。

荷物を降ろし、落ち着いたところでトイレにでも行ってみようと思い、
数m先にある小屋へと行ってみると、ドアが3つあった。
向かって一番右の扉には"故障中"と書かれていたため未確認。
真ん中のドアを開けるとトイレがあった。
しかもこんな外にあるトイレが洋式。
あまり快適なトイレライフは望めそうにない。

夜、シャワー浴びたければどうぞと言われ、
ポーランド人の後に使わせてもらうことにした。
ポーランド人にシャワーはどうだったかと聞くと、
"シャワーではない"と言う。どうも桶に水が張ってあって
それを体にかけるだけになるらしい。
行ってみると、真っ暗な個室の中に桶というか小さなバケツに水が張ってあり、
こ汚いペットボトルの空が3~4本転がっている。
恐らく旅人達がペットボトルをここへ持ち込み、それに水を入れて
自分の体に水をかけたのだろう。
私は、このペットボトルを使うのはどうも気が引けるものの
食堂にもらいにいくのも面倒なので、今晩のところはバケツの水を手でかけた。
イスラム圏のトイレにはたいがい手桶とバケツがあるが、
このシャワー室は便器のない公衆トイレ以外の何物でもない。
ただこのバケツの水はロッジと食堂の間にあるタンクから必要に応じて持ってくるので
とってもキレイな水とは言いがたいが汚いわけでもないようだ。

さて、水と言えばここには蛇口がない。
水道がきていないので、料理とかに使う水は恐らく全てあのタンクの水だ。
飲み水はペットボトルの水が冷蔵庫に入っており、それを飲む。
最初、私に1本、ポーランド人に1本、他の客にも各1本ずつ与えられたのだが
2日目の昼前にはその他の水は全てなくなってしまった。
私は持参した500mの水もあるし一人なので1本あれば十分間に合うだろうと
持ってきた缶のパイナップルジュースと一緒に大事に並べて冷蔵庫にしまっていたところ、
ドライバーがそんな私の様子を見て駆け寄ってきて、
冷蔵庫の一番奥に私の水とジュースを隠してくれた。
しかし、努力の甲斐もなく、日中のアクティビティ後に水を取り出して飲んでいたところ、
同じテーブルに座っていたポーランド人が"あなた冷蔵庫に冷やしておいたのね"と言いながら
2/3ほど入っていた私の水をコップに注ぎ、ゴブゴブと飲み干してしまったため
水は一気に1/6ほどまで減ってしまったのである。
その後、2日目の晩に水がないことにやっと気づいたガイドさんが買出しに行くまで
私はポーランド人のペットボトルからこっそり自分の500mペットボトルに水を移し変えたり
コーヒー用に常備されている熱湯を冷まして飲んだりと涙ぐましい努力をすることになる。

ジュース類はロッジで買うと高いのでいるなら持って行くようにと言われていた。
私はいらないかなとは思ったが、ポーランド人がでっかいコーラのぺトボトルを
ガソリンスタンドの売店で買っていたので
つられてパイナップルジュースの缶を一つだけ買って持って行った。
私のジュースはビニール袋に入れてあったのと冷蔵庫の奥に隠してあったのとで
他人に飲まれるなどということはなかったが、彼女達のコーラは違った。
アクティビティのない昼間、食堂のベンチで座っていると
昼寝から目覚めたフランス人カップルがやってきて冷蔵庫を覗き、
"コーラがある"みたいなことを言って2人で飲み始めた。
フランス人カップルは3組計6人なのでポーランド人達にとっては大変な脅威である。
哀しそうな顔をしてその様子を眺めていたがさすがに
"私達のジュースなのよ"とは言えないらしく黙って見守っていた。
幸い、コーラを飲みたい人は2人だけだったらしく被害は少なかったが
その後、彼女達は大事に飲んでいたコーラを夜までに全て飲み終えた。
フランス人グループはそんな彼女達の雰囲気を察したのかその後、
他人様のソフトドリンクに手をつけることはなかった。

飲み水は一番大事であるが、蛇口がないということはつまり、
手も洗えず顔も洗えず顔も洗えないということである。
飲み水に加え、手を洗ったり歯磨きをしたい私はポーランド人Gやフランス人Gよりも
キレイな水がより多く必要であった。
手や顔、歯磨き用の水はなるべく湯冷ましを使うように心がけ、
湯冷ましが切れた時には熱湯にちょっとだけミネラルウォーターを足して温度を下げ、
アチアチ言いながら手を洗ったものである。
手の消毒用アルコールを持ってこようか悩みながらも置いてきたことを大変後悔した。
顔はたった3枚だけ残っていたシートのクレンジングと
2回分ほど残っていたふき取り化粧水を大事に使って拭く。

ケニアもタイも、食事は火起こしから始めて適当な石の上に座って食べ、
寝る場所もテントや屋根があるだけの外みたいなところで寝ていたけれども
水に困るなんてことは今までなかった。
ケニアではうどんくらいの太さの水が上から落ちてくるような水シャワーが一応は使えたし
タイではお風呂代わりに川に入って水浴びができた。
出発前は、滞在中にゾウが見えなければ延泊しようなどと考えていた私だが、
そんな訳で2日目の晩には、"ジャングルはもういい"と思うようになっていたのである。

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07

27

edit
まち [No.3366 - 01:46 2009]
かなりサバイバルなツアーに参加されましたね♪

Naiture Logeだと思ってた・・とかあったので、
いったいどこの宿だったんだろうと思ってましたが(笑。
それにしても、様々なドラマが繰り広げられ一歩間違えばケンカや恨まれそうなくらい
貴重な飲料な存在の場所でしたね~。

でも日本で予約はできなかったけど、無事ジャングルツアー参加出来、
ゾウさんにも会えたし、ほんと大成功ですね☆
07

27

edit
mixbabar [No.3370 - 21:15 2009]
>まち殿
こんばんはー。
いやーこりごりです(笑)
と、言いつつ今思えばまた行きたいと思うような・・・
トランプゲームで味方につけたちっさいおっさんは
ここのオーナーだったらしく、名刺を頂いたところ
「Senbill Jungle B&B」と書かれてました。

まったく、ゾウに会えただけでも大収穫で
手も洗えないけれどもここに滞在できて
本当に良かったと思ってます!!
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