続続・よいこの1日  -

07« 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »09
--

--

--:--
--
--

No.0

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
03

03

23:18
Wed
2010

No.0494

ビルマ記 最終日

IMG_3633.jpg

昼食後もしっかりと観光し、何とかパヤーとか何々パゴダとか
もう何がなんだかわからないくらいにひたすら寺と仏塔を巡る旅は終盤を迎える。
本日、私だけ一足お先に失礼してヤンゴンへ帰り、翌日の朝にはバンコクへと出発するのである。
ガイドさんは15時過ぎまで大丈夫と本当にギリギリの時間まで私を連れて回ってくれた。
最後に行った仏塔では、ホテルで朝食を共にしてくれたO殿と再会、
強い日差しの下で眩しい涙を堪えながらさようならさようならと挨拶を交わして私はバガンを後にする。

やれやれと空港のベンチに腰掛けると、椅子の傍にある売店でポストカードが並んでいる。
飛行機の時間まであと20分くらいしかないが急いで書いたら2枚くらいは出せるかなと
あちこちで買ってきたポストカードの中から2枚を引っ張り出し、
友人とおかーしゃんに宛ててハガキを書いた。
文章を考えるのは苦手なのでいつもホテルでうんうん唸りながら書いているハガキだが、
今回は時間もないので友人にはいい所ですよとか無難な事を殴り書き、
おかーしゃんには一言、「白い象見たよ」と殴り書いて売店へ持って行った。

さて、問題はここからである。
離陸時間になっても搭乗口にさえ通してもらえないことが始まった。
うずうずして座っていると一人の係員らしき女性が現れて、
エアバガンのヤンゴン行きに乗るのかと聞いてきたのでそうだと力強く答えた。
女性は申し訳なさそうに眉間に皺を寄せ、飛行機が遅れているのだと言う。
特に驚きもしなかったが妙に大げさにええぇぇええと声を出し、
どうしてかと尋ねると機体のトラブルとのこと。
予定では1時間半ほどの遅れになる見込みだと言われ、私はガッカリした様子で了承したと伝えた。

突然、暇になった。
空港から出るにも遠くへは行けないし
空港の前にレストランがあるにはあるが、同じく飛行機の遅延でぶいぶい鳴いている欧米人達が
大量にそのレストラン方面へと大移動を始めたので、
どうせ一人で時間を潰すなら空いている所で待とうと私は空港に留まることにした。
本は持って来ているが行きの飛行機で半分以上読んでしまったため
ある程度は残しておかなければバンコク-関空間が苦痛になってしまう。
ぶ厚めの本を選んで持ってきたはずなのにどうしてこんなに読んでしまったのか。
「罪と罰」みたいな超大作を上下巻ともに持ち込む勢いでなければ旅の数時間は有意義に過ごせないのか。
そうは言っても暇なので、私は残り少ないページを大事にめくりながら本を読んだ。
が、1時間もしないうちに未読のページは本当に心許ない事になってしまい、
最後にはどうしてただの本をこんなにケチケチ読まねばならないのかと怒りが込み上げ、
どうもこの本が面白いのがいけないのだと乱暴にしおりを挟み、本をバッグの底へと仕舞いこんだ。

欧米人一向は相変わらず空港の外のレストランで寛ぎ、
オレンジ色の布を纏ったお坊さん一向は空港内にある大きな木の下で固まって休んでいる。
私は空港の玄関でただ座り込んでいた。
と、いうか最初は出たり入ったりしていたのだが、時間が経つに連れてだんだん気分が悪くなり、
頭痛やめまいが始まるともう動くのも嫌になったのである。
風邪か何かかと思っていたが何にしても体調が悪い。
座り込んで黙っていると空港の職員さんらしき人がコーヒーとお菓子を配りに来てくれた。

お腹も空いていたのでありがたく受け取ってコーヒーを飲み、また蹲る。
起き上がっては気持ちが悪くなり、しゃがみこむ。
警備員のおじさん達にここへ来て椅子にお座りなさいと誘われ、
これはどうもとおじさん達の輪の中へ移動し、やはり一人でくたびれる。
そんなことをしていると当初の離陸時間から早2時間が経過、ようやく飛行機は飛んだ。
欧米人達はイヤッホゥと口笛を吹き、お坊さん達は飛行機をバックにデジカメで写真を撮りまくる。
私は心の中で一人、万歳三唱をした。

ヤンゴンの空港に着いたのは夜の10時前、
一昨日泊ったパノラマホテルへと私を運んだタクシードライバーは
まけてくれと言っても頑として譲らず、交渉の最中に声をかけてきた友人らしき人に
舌うちと睨みで返答するような無愛想な殿方だったが、
体調の芳しくない私はもう誰でもいいしいくらでもいいからとにかくホテルへ運んでほしかった。
車に乗りこむと、このドライバーは勝手に自らの友人を誘って後ろに乗せ、発進した。
この友人はとても紳士的な殿方だったため、結果的には場が和むという良い方向に向かったものの、
ホテルを紹介したいというドライバーの申し出を既に手配済みだからと断ったのを最後に
このドライバーは二度と口を開かず、あり得ないスピードで車を走らせて私をホテルまで送り届けたのである。
電車や高速バスにさえ恐怖を感じる私なのでさすがに参ってしまい、
暴走ドライバーの紳士な友人が、飛行機の遅れで夕飯がまだだろうから、
まだ開いているレストランを教えてあげようと言ってくれたが、
機内で済ませたから大丈夫だと断り、転がるようにホテルへと駆け込んだ。

Trackback

Post

Name:

Url:

Pass:




管理者にだけ表示    
03

05

edit
ケニー [No.3491 - 10:11 2010]
こんばんわ。
欧米人達はイヤッホゥと口笛を吹き、お坊さん達は飛行機をバックにデジカメで写真を撮りまくる。
v-173
なんか不思議な光景ですね笑。
欧米かっ!!ってつっこんみましたか??
無事にホテルにつけて良かったですね。
03

05

edit
mixbabar [No.3493 - 19:57 2010]
>ケニー殿
こんばんはー。

>>不思議な光景
でしょう(笑)
なんかお坊さんに対する先入観のイメージが
音を立てて壊れる瞬間でした(笑)
03

05

edit
Kasshy [No.3495 - 23:38 2010]
ビルマ記、ほんと楽しみに読ませて、みさせていただきましたよー。
旅先でこまめにポストカードってのはやっぱ凄い!
書いたことないんだよねえ。

しかし、すげーわかりやすい?タクシードライバーだわ!

03

06

edit
mixbabar [No.3497 - 20:38 2010]
>Kasshy殿
こんばんはー。
長々と書きましたがお付き合いくださり
ありがとうございました。
私、暑中見舞いとか年賀状は
無精しがちなんですが
旅先からのハガキは送るんですよね。
自分の方が早く帰って来ることが殆どですが(笑)
03

08

edit
まち [No.3510 - 23:13 2010]
このドライバーが、唯一腹立ったビルマ人ですね。
これは、ヒドイ!!
他の国ならありえるけど、ミャンマーでは珍しいから、
余計に読んでても、腹がたってきましたヾ(`Д´*)ノ

それにしても、バガンの空港コーヒー出してくれたり、謝りにきたりなんて、
対応いいですね~。

>文章を考えるのは苦手なので
えっ~babarさんの口から、そんな言葉が出るなんて・・・!

もしや、この転がるようにホテルに飛び込んだあとに、
おじさん2人・・・と、つながるんですね。
ありゃ。。しかも、体調悪い時だったですね。。(;_;)。
03

09

edit
mixbabar [No.3516 - 19:53 2010]
>まち殿
こんばんはー。
そうなのですこれが唯一腹立ったビルマ人です(笑)
ヒドイもんですがビルマでこういう人って珍しいですよねー。
そうそう、それに対して空港の人たちのサービスいいことったら…

>>文章
実は手紙とか創作とかが全く書けない人なんです。。
寄せ書きとかだと最後まで逃げて
結局、無難な文句を先に書きつくされ余計に困る事態になります。。
03

15

edit
けにお [No.3530 - 02:40 2010]
babarさん、こんにちは。
初めましてではないです、ミャンマーG同盟のOソノです。
微笑ましいトラブルが一杯のビルマ記、面白いなぁ。
ヤンゴンでの滞在はパノラマホテルだったのですね。
僕はbeauty land 2でした。
ブログ出来たので、宜しければリンクお願いしますね。
03

15

edit
mixbabar [No.3531 - 19:28 2010]
>けにお殿
こんばんはー。
わ!どうもどうも。
イタイタ同盟のけにお殿ですね(笑)
ブログ、さっそく覗かせてもらいまーす。

>>beauty land2
えーどの辺にあるホテルなのでしょう。。
ヤンゴンもいい街でしたよね。
首都でいい街って思ったのは初めてですが
ほんと、いい所でした。
けにお殿の思い出話もぜひ聞かせてくださいね。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。