続続・よいこの1日  -

04« 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »06
--

--

--:--
--
--

No.0

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
04

11

22:15
Sun
2010

No.0505

順路

CRW_4096.jpg

今日こそは嘘じゃなく絶対に最後まで歩くからぜひとも連れて行けと
懇願するかのんを振り切り、私は一人で家を出た。
今日は何と言われようと連れて行くわけにはいかない。
なぜなら、今日は五滝に行くつもりだから。
前回、途中で歩かなくなったかのんを抱えて大変な思いをした上に
帰宅後、デコにダニがひっついているのに気が付き、大騒ぎをした記憶がある。
毎回のように言う「絶対歩く」の嘘っぱちは百歩譲って信じるにしても
デコダニはもうあれっきりにしてほしいのである。

さて、五滝と言えば私の家から最も近くにある5つのヲーターフォールが連なる場所だ。
最も近くにあるのに3年前に一度行ったきり、再訪する機会を得なかった。
今日はここを訪れる前にもう一か所、近所ながら
未踏の地であったヲーターフォールを見物し、
見事クモの巣にかかった後、五滝入口の反対側から林道に入った。
今日のスタートは頂上地点、5つ目の滝から順に下って行くのである。

山の尾根に沿ってしばらく歩き、下りの階段に入ると杉林が広がっていた。
杉の葉や枝で埋もれている木の階段を何十段と下って行くと、水の音が聞こえてきた。
CRW_40912.jpg

3年前の記憶なので定かではないが、
相変わらず高さはあるのに
水量の少ない滝の姿が現れた。
5つ目の滝、象(蔵王)の滝である。
かろうじて許せるのは名前だけかと
思いながら4つ目の滝を目指す。

ここからは滝のかかる沢に沿って下って行くため、
足元は力尽きた杉の葉や木の階段ではなく
大きな岩や人口的に積まれた石の階段となる。
この岩が非常に曲者なのだ。
豊かな水量を誇る大きな滝の水しぶきで濡れたのならば納得もする。
しかしあいにく滝の水は心細いものだし、
沢自体には大量の水が流れているものの、どこにもしぶかれる要素の見当たらない。
なのにその沢から離れた岩までがなぜかびっしゃびしゃに濡れており、
足を置く岩置く岩全てが非常に滑りやすくなっていて危ないことこの上ないのである。

この危険な岩場を必死の思いで下っていくと、
なだらかな石の階段を下りた所でなぜか順路を見失ってしまった。
この先にあるのは大きな岩で、その先は崖のように見える。
と、いうのもその横を流れる沢の水がそこから急降下しているので
このままあの岩を降りると自分も急降下なのではないかと思ったのである。
少し戻って別の踏み後を辿ってみると、見晴らしのいい本気の崖に繋がっていた。
沢を横切って反対側へ移るのかとも思ったが、
そこは斜面で人の歩けるような場所ではない。

こんな所で方向音痴を発揮している場合ではないのだが、
誰も迷わないであろう遊歩道(?)で私は迷ってしまった。
それも5つあるヲーターフォールのうち、まだ1つしか見ていないのに。
しかも初めて来たわけでもない場所で。
しかし、こんな所で無理をしても仕方がない。
山で迷った時にいつも頭をよぎる、「家の近所で遭難」とか
「遊歩道から落下か」というbabar新聞の見出しを想像して
やはり諦めは肝心であると開き直り、元来た道を戻ることにした。

誰もいない山で迷うなんて日常茶飯事となった今、
引き返す事に対する後ろめたさなんてものはない。
しかもまだ時間は早い、車で一旦山を降りて
順路通りに下から登ってくる時間も十二分にある。

意気揚々と来た道を…と言いたい所だが、
沢から離れて尾根沿いの道へと急激に高度を上げながら登る杉林の階段は
今日一日の山歩きの中で最も体に堪えるものであった。
やっと着いた車の傍のベンチに、奇妙な虫と肩を並べて腰を掛け、
ゆっくりとコーヒーを飲んでから気を取り直して
五滝の下の入り口に向かったのである。

Trackback

Post

Name:

Url:

Pass:




管理者にだけ表示    
04

15

edit
まち [No.3633 - 00:32 2010]
こんばんはー。
久しぶりの、かのんさん登場だ♪と思いましたが、今回はお留守番でしたか(笑。

babarさん、岩登ったりすごいアドベンチャー?!してますよね。

誰もいない山で迷うのは、日常茶飯事ですと?!(笑。
04

16

edit
けにお [No.3638 - 00:00 2010]
行き慣れた場所でも迷ったりするんだからやはり山や森は怖いね。
師範、滝の魅力はどういう所にあるんでしょうか?
僕も今度お隣の県にある名瀑、袋田の滝に行ってみようかしら。
04

17

edit
mixbabar [No.3641 - 09:04 2010]
>まち殿
おはようございまーす。
そうなのです。
かのんも歳なのであまり長時間の散歩は
足腰にきますしね(笑)

>>岩登ったり
いやいやこれは遊歩道の一環なのです(笑)
04

17

edit
mixbabar [No.3642 - 09:20 2010]
>けにお殿
おはようございまーす。
滝の魅力…何だろうね。。。
滝はそれぞれ個性があって全然飽きないし、
水の音がとても心地よいのです。
あぁ、それと滝壺周辺の冷たい空気は
世界で一番おいしい空気だと思う(笑)

>>袋田の滝
滝100選の滝やんね。
聞いた事ある。
ぜひ行ってどんなだったか
レポートしてください(笑)
04

18

edit
Kasshy [No.3643 - 20:20 2010]
わぁー
滝だ滝だ滝だーって
昔の製薬会社のCMじゃないよー。

滝って大好き。
出身県には一応日本三大名瀑に数えられる那智の滝があって、よく行きました。
名産が那智黒って飴でね、昔よくなめてました。
すっかりあきてしまい、あまり好きじゃないですが。

勇壮でわあって感じになるのは日光の華厳の滝ですね!大好きな滝です。

でも、日本は地形的にその地方地方にたくさん滝があって、いろんな名前ついていて興味深いですね。

04

19

edit
mixbabar [No.3645 - 21:07 2010]
>Kasshy殿
こんばんはー。
Kasshy殿も滝がお好きなのですね。
滝愛好家がお近くにいて嬉しいです。
私は万年駆け出しの愛好家ですが(笑)

>>那智の滝・華厳の滝
これも有名な滝ですよね。
私は県外の滝って殆ど訪れたことがないのですが
いつか行ってみたいです。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。